TO THE FUTURE

システム研究開発センター

研究成果が「実用的であること」。

それがシステム研究開発センターの揺るぎないポリシーです。
その研究開発成果をお客様に届け、社会に貢献することをめざしています。

私たちシステム研究開発センターは

  • 最先端技術をビジネスで活用するための研究開発
  • 成果をお客様にお届けする実案件への参画
  • 技術を支える人材の育成

をミッションとし、これらをバランスよく実行することを運営方針にしています。

研究部のご紹介

システム研究開発センター(シス研)の研究部を紹介します。
各部の研究者一人ひとりが「アイディアを具現化する実装力」と「現場で活躍できる実践力」を研鑽しながら自らの研究テーマに取り組んでいます。

デジタルツイン研究部

デジタルツインとはリアルな世界をデジタルな世界に転写して再現する技術です。
デジタルツイン研究部は、リアル、デジタルな世界に加え、メンタルな世界(人間の意思や知的能力)も対象とした究極のデジタルツイン実現を目指し、IoX、予測・シミュレーション、数理最適化、AR/VR、ロボット制御技術を駆使することで、社会やお客様のビジネスの状況把握、計画立案、経営判断の迅速化ニーズに応えます。

デジタルツイン研究部
  • 図中のロゴについては下部の「プロダクト一覧」をご覧ください

インテリジェンス研究部

インテリジェンス研究部は高度な知的処理技術/データ活用技術とそれを実業務で継続的に利用するための「データ活用ライフサイクル」を考えたアーキテクチャ・プロセスの研究開発を通じ、ヒトの知的作業を支援するシステムを実現し、お客様の業務の高度化やビジネスの改善・改革に貢献していきます。

インテリジェンス研究部
  • 図中のロゴについては下部の「プロダクト一覧」をご覧ください

アーキテクチャ&プロセスデザイン研究部

アーキテクチャ&プロセスデザイン研究部は新技術を活用した企業情報システムのアーキテクチャと開発運用プロセスを4つの観点から研究しています。大規模システムに伴う様々な制約を考慮しながら、開発のアジリティを高める手法を整理することで、事業環境の変化に対する企業情報システムの適応力を総合的に高め、お客様の事業の継続的な発展に貢献します。

アーキテクチャ&プロセスデザイン研究部

研究戦略・ソリューション化推進部

研究戦略・ソリューション化推進部は、研究開発力の強化を目的として、次の活動を実施しています。

  • 研究対象領域を検討する「研究戦略策定」、研究成果の活用を促進する「出口戦略推進」
  • 研究開発活動の可視化・発信をはじめとした「研究テーマ実行管理」
  • 各研究員が快適に業務に取り組めるようにするための「研究環境整備」

これら1.〜3.の活動を通じて、研究開発活動の質と効率を向上し、お客様や社会へより高い研究開発の成果をより早く提供することを目指しています。

研究戦略・ソリューション化推進部

活動紹介

日頃の研究活動やトピックスをご紹介します。

シス研STORIES

プロダクト一覧

システム研究開発センターが開発しているプロダクトを紹介します。プロダクトは当社内の案件などで活用しています。
ご興味のある方は、担当営業までご連絡いただくか当社サイトお問い合わせフォームをご利用ください。

プロダクト名 説明
Cogmino

Cogmino(コグミノ)は、組織内にある膨大な量と種類の情報の中から漠然としたキーワード(概念)で有用な情報を発見できる概念検索システム。Cogminoを導入することで「素早く」「誰でも」目的の情報に辿りつくことができ情報探索に費やす時間を短縮し、新しい価値を生み出すことに集中することができます。(現在は社内利用のみ)

Lumisis

Lumisis(ルミシス)は、プロジェクトリーダーが日々行っている業務を代行するマネジメント人工知能。プロジェクトメンバーの報告書の構文・体裁の質のチェックや、5W1Hといった内容を伝える上で必要な観点の文章レビューを行い、一定レベルに達するまで書き直しを求めるなど、プロジェクトリーダーの負担を軽減し本来リーダーがすべき業務に集中できるように支援すると同時にプロジェクトの意思疎通の円滑化を図ることができます。(現在は社内利用のみ)

Geminant

Geminant(ジェミナント)は、デジタルツインの可視化のための部品群。製造現場で得られる様々なデータを事前に定義されたモデルに合わせて投入することで個別に画面を作り込むことなく「過去」と「現在」が見えるデジタルツインをWeb上に構築できます。共通のデータモデルにより様々な視点での分析が可能となり、経営層・エンジニア・現場作業員といった立場の違いから生じる認識の齟齬を解消し現場の課題解決を図ります。(外販について検討中)

KAMONOHASHI

KAMONOHASHI(カモノハシ)は、DeepLearningのモデル開発を効率的に行うためのAI開発プラットフォーム。AI開発で発生する3つの課題「環境設定」「再現性」「リソース共有」を「環境のコンテナ化」「学習の入出力をすべて記録」「ジョブを自動で割り当て」によって解決します。AI開発者がAI開発に集中できる環境を提供します。(OSSとして以下サイトにて公開中)

Lacat

Lacat(ラキャット)は、「派生開発」(エンハンス開発)における影響調査・回帰テストを支援するためのJava向け静的解析サービス。純粋な開発の効率化、既存機能維持の効率化、技術的負債の削減(リファクタリング)を可能にします。(現在は社内利用のみ)

匿丸

匿丸(とくまる)は、匿名加工作業を支援するエンジン。5ステップで匿名加工を可能にします。ガイドラインに準拠した豊富な加工手法と、有用性・安全性評価のための視覚的なレポートの作成機能により、データを適切に加工・評価する作業を支援します。NSSOLのデータ流通コンサルティングメニューと組み合わせることで、安全かつ有用なデータを外部とやり取りする新しいビジネスの実行を支援します。(外販について応相談)

OptBrain

OptBrain(オプトブレイン)は、生産・物流などの計画を自動立案する最適化ソリューションの適用コンサルティングからシステム構築までを支援するサービス。「課題解決につながる形での問題の切り出し」「あいまいな考慮条件もふまえた自動化​(定型化)に無理のない形での問題の切り出し」「技術的に解ける形での問題の切り出し」により、業務に定着し長く効果を発揮する​最適化システムを実現します。(外販について検討段階)

Curatis

Curatis(キュラティス)は、システム開発におけるWeb画面テスト(E2Eテスト)を自動化するAIです。深層学習を用いてテスト仕様書の文章の意味を理解し、画面を操作し、結果を確認します。文章による柔軟な指示記述/ノーコード/高生産性/改修に強いといった特徴を活かして、システムの品質を高めやすくし、プロジェクトチームがより高付加価値な活動に集中でき、安心して迅速にユーザーにとって価値ある機能の追加改修を行える状況にすることを目指しています。にとって価値ある機能の追加改修を行える状況にすることを目指しています。(現在は社内利用のみ)

cloadios

cloadios(クローディオス)は、アジャイルサイクルに対応した負荷試験を可能にする継続的性能テストプラットフォームです。コードによる試験シナリオの管理、CI/CDの仕組み、負荷を生成するコンテナを管理するコンテナオーケストレータを使うことにより自動化を追求することで、継続的な負荷試験が可能です。またパブリッククラウドの利用により負荷生成環境の構築期間を短縮、商用の負荷試験ツールを購入する必要がないためコストの削減も可能です。案件実績も多数あります。(システム性能管理の専門チームBenchmark & Consultation Centerのサービスとして提供中)

社会貢献活動

システム研究開発センターが中心となって展開している社会貢献活動をご紹介します。

K3Tunnel

K3Tunnel(ケイサントンネル)は、「プログラミング“で”学ぶ」をコンセプトにしたwebサイトです。サイト上では、計算にフォーカスしたビジュアル・プログラミング・ツールとシステム・インテグレーターならではの学習コンテンツを提供しています。K3Tunnelを利用した活動のひとつが小中学校への出張授業や、教員向けのセミナーなどの社会貢献活動で、大変好評をいただいています。K3Tunnelの開発や企画、運営には、社内有志が広くかかわっており、社内外でさまざまなコラボレーションが生まれています。今後も社内外の人材が、つながり、学ぶ場として発展させていくことで、すべての人がITを創造的に活用するような世の中が実現することを夢見ています。

【お問い合わせ先】

日鉄ソリューションズ株式会社
K3Tunnel開発チーム

メールでお問い合わせ

システム研究開発センターではこのほかに東京工業大学、公立はこだて未来大学、会津大学への講師派遣などの社会貢献活動をしています。

沿革・研究成果年表

私たちは1986年わずか3人の研究部隊から出発し、これまで様々な成果をあげてきました。これまでの歴史をご紹介します。

沿革・研究成果年表

歴史を漫画で読む

システム研究開発センターの歴史を漫画でお読みいただけます。

  • シス研発展の道のり
    第一話 ソフト開発の研究所をつくろう

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  • シス研発展の道のり
    第二話 ソフト開発の近代工業化 前編

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  • シス研発展の道のり
    第三話 ソフト開発の近代工業化 後編

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  • シス研発展の道のり
    第四話 ソフト開発の近代工業化 NSSDCクラウド誕生編 ~研究から実用化へ~

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  • 金融工学を駆使した先進的市場系システム開発に挑んだ精鋭たちの物語

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  • 高度な数学的能力とシステム実装力の融合 最適化ソリューションの歩み

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