TO THE FUTURE

システム研究開発センター

当社の技術力の要として、ITに関する最先端の研究とビジネス適用の実践に取り組んでいます。

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所長メッセージ

サステナブルな社会・ビジネス・システムの実現に向けて最新技術を活用して課題解決に取り組み、新たな価値を提供するインテグレーターの未来像を創る

日鉄ソリューションズ株式会社
技術本部 システム研究開発センター
所長 南 悦郎

日鉄ソリューションズ株式会社 技術本部 システム開発センター 所長 南 悦郎

環境・資源問題、労働人口減少、地政学リスクなどの様々な社会課題が顕在化するなかで、サステナブルな社会を目指そうという動きが社会やビジネスにおいて主流化してきました。
一方で機械学習・人工知能などを始めとするデジタル技術の進化は目覚ましく、とくに生成AIは社会に大きなインパクトを与えつつあります。
これらの技術を、社会課題の解決やサステナブルな社会の実現において安全な形で活用していくことが急務となっています。

システム研究開発センターでは、お客様や社会からのそれらの期待に応えるために、システムインテグレーターの研究開発部門として、社会やビジネスにおける様々な対象をデジタル化するデジタルツイン、人間の知的な作業を代替し、あるいは人間と協調して課題を解決するスマートマシン、それらを素早く適切な形でシステムとして実現するアーキテクチャやプロセス、そしてワークプレイスなど、幅広い技術領域における多様な技術を見極め、使いこなし、創り出し、そして、それらを組み合わせることで、課題を解決するとともに、さらなる新たな価値を生み出すための研究開発を行っています。

私たちが大事にしているのは、技術の実用性です。
研究開発活動において創り出した未来像やコンセプトの提案に加えて、お客様とともに最新技術を実ビジネスの現場で試用・検証し、ビジネスヘの実装を支援し、さらにそれらが持続的に機能しつづけるシステムのデザインとはどうあるべきかを日々追求しています。
また、そのデザインのプロセスにおいても、先端技術の適用や新しい考え方・組織文化などを積極的に取り入れています。
そして、そこで得られた知見をさらに研究開発に活かすことで、実用的な技術として磨きをかけています。

これらの研究開発活動を活発化し、成果をお客さまや社会に展開していくには、課題を的確に捉え、その解決のために技術を活用できる人材の育成が不可欠です。
専門性を有する研究者同士が互いの知識やスキルを活かしながら、自らが面白いと思える技術に取り組み、社会に驚きをもたらすイノベイティブなものを提供することによって、各個人の成長が促される育成の場にしたいと考えています。

システム研究開発センターでは、研究開発、実ビジネスにおける適用、人材育成などの幅広い活動によって、皆様とともにデジタル技術の活用方法のデザインと、それらの社会実装を進めながら、社会に対して新しい価値をプロデュースしていくインテグレーターの未来像を創っていきたいと考えています。

3つの未来目標

システム研究開発センターでは、技術進化・ビジネストレンド・社会環境・人々の価値観の変化などの不確実な状況を踏まえ、新技術の探索、評価・検証、顧客企業への新技術導入支援などにおいて長年にわたって蓄積してきた経験とノウハウを基に、社会全体の「サステナビリティ」の実現に向けた将来像を3つの「未来目標」として設定しています。

未来目標1『究極のデジタルツイン』

すべてをデジタルな世界に転写して再現しよう

リアルな存在をデジタル化する狭義のデジタルツインを越えて、すでにデータ化・システム化されたもの、言語化されていないノウハウ、人間の意識などもデジタル化し、あらゆる対象をデジタルの世界で統合する究極のデジタルツインの実現を目指します。

未来目標1『究極のデジタルツイン』

未来目標2『業務を理解・実行できる人工知能』

機械の知的能力をとことん人間に近づけよう

企業において、業務に必要な情報を収集し、業務の内容や既存のシステムの仕様を理解して、新しい情報システムを生成することを可能にするようなAI、さらには、業務を効率的に実行できるAIの実現を目指します。

未来目標2『業務を理解・実行できる人工知能』

未来目標3『サステナブルな企業情報システム』

変化への対応力があり長持ちするシステムにしよう

社会、ビジネス環境、技術の変化に対応できるサステナブルな情報システムの実現を目指し、モジュラー構造のアーキテクチャ、アジャイルな開発やDevOps、クラウドネイティブ、システムヘのAIの組み込みなどを追求します。

未来目標3『サステナブルな企業情報システム』

デジタルツイン研究部

デジタルツインとはリアルな世界をデジタルな世界に転写して再現する技術です。
デジタルツイン研究部は、リアル、デジタルな世界に加え、メンタルな世界(人間の意思や知的能力)も対象とした究極のデジタルツイン実現を目指し、IoX、予測・シミュレーション、数理最適化、AR/VR、ロボット制御技術を駆使することで、社会やお客様のビジネスの状況把握、計画立案、経営判断の迅速化ニーズに応えます。

デジタルツイン研究部
  • 図中のロゴについては「プロダクト一覧」をご覧ください

インテリジェンス研究部

インテリジェンス研究部は高度な知的処理技術/データ活用技術とそれを実業務で継続的に利用するための「データ活用ライフサイクル」を考えたアーキテクチャ・プロセスの研究開発を通じ、ヒトの知的作業を支援するシステムを実現し、お客様の業務の高度化やビジネスの改善・改革に貢献していきます。

インテリジェンス研究部
  • 図中のロゴについては「プロダクト一覧」をご覧ください

アーキテクチャ&プロセスデザイン研究部

アーキテクチャ&プロセスデザイン研究部は「NSSOL 2030ビジョン」が掲げる次世代SIモデルやアセット活用モデルを実現するシステムアーキテクチャやシステム開発運用プロセス、それらの活用に必要な人材の育成方法を研究しています。様々な制約がある中でも企業情報システムのDX化を柔軟かつ効率的に進めることで、お客様の価値の創造に継続的に貢献できるサステナブルな企業情報システムを実現します。

アーキテクチャ&プロセスデザイン研究部

サービスデザイン研究部

サービスデザイン研究部は、人間中心に体験デザイン、サービスデザインを行い、プロダクト/サービスを生み出し、アジャイル開発をリードし、継続的価値訴求を支援します。
さらに、人材育成、プロセス、アジャイル組織化、の包括的な支援により、プロダクト/サービスのアウトカム最大化に貢献します。

サービスデザイン研究部

研究戦略・ソリューション化推進部

研究戦略・ソリューション化推進部は、研究開発力の強化を目的として、次の活動を実施しています。

  • 研究対象領域を検討する「研究戦略策定」、研究成果の活用を促進する「出口戦略推進」
  • 研究開発活動の可視化・発信をはじめとした「研究テーマ実行管理」
  • 各研究員が快適に業務に取り組めるようにするための「研究環境整備」

これら1.〜3.の活動を通じて、研究開発活動の質と効率を向上し、お客様や社会へより高い研究開発の成果をより早く提供することを目指しています。

研究戦略・ソリューション化推進部

シス研STORIES

日頃の研究活動やトピックスをご紹介します。

研究成果発表動画

これまでに公開した研究成果発表を動画でご覧いただけます。

プロダクト一覧

システム研究開発センターが開発しているプロダクトを紹介します。プロダクトは当社内の案件などで活用しています。
ご興味のある方は、担当営業までご連絡いただくか当社サイトお問い合わせフォームをご利用ください。

プロダクト名 説明
Cogmino

Cogmino(コグミノ)は、組織内にある膨大な量と種類の情報の中から漠然としたキーワード(概念)で有用な情報を発見できる概念検索システム。Cogminoを導入することで「素早く」「誰でも」目的の情報に辿りつくことができ情報探索に費やす時間を短縮し、新しい価値を生み出すことに集中することができます。(現在は社内利用のみ)

Lumisis

Lumisis(ルミシス)は、プロジェクトリーダーが日々行っている業務を代行するマネジメント人工知能。プロジェクトメンバーの報告書の構文・体裁の質のチェックや、5W1Hといった内容を伝える上で必要な観点の文章レビューを行い、一定レベルに達するまで書き直しを求めるなど、プロジェクトリーダーの負担を軽減し本来リーダーがすべき業務に集中できるように支援すると同時にプロジェクトの意思疎通の円滑化を図ることができます。(現在は社内利用のみ)

Geminant

Geminant(ジェミナント)は、デジタルツインの可視化のための部品群。製造現場で得られる様々なデータを事前に定義されたモデルに合わせて投入することで個別に画面を作り込むことなく「過去」と「現在」が見えるデジタルツインをWeb上に構築できます。共通のデータモデルにより様々な視点での分析が可能となり、経営層・エンジニア・現場作業員といった立場の違いから生じる認識の齟齬を解消し現場の課題解決を図ります。(外販について検討中)

KAMONOHASHI

KAMONOHASHI(カモノハシ)は、DeepLearningのモデル開発を効率的に行うためのAI開発プラットフォーム。AI開発で発生する3つの課題「環境設定」「再現性」「リソース共有」を「環境のコンテナ化」「学習の入出力をすべて記録」「ジョブを自動で割り当て」によって解決します。AI開発者がAI開発に集中できる環境を提供します。(OSSとして以下サイトにて公開中)

Lacat

Lacat(ラキャット)は、「派生開発」(エンハンス開発)における影響調査・回帰テストを支援するためのJava向け静的解析サービス。純粋な開発の効率化、既存機能維持の効率化、技術的負債の削減(リファクタリング)を可能にします。(現在は社内利用のみ)

匿丸

匿丸(とくまる)は、匿名加工作業を支援するエンジン。5ステップで匿名加工を可能にします。ガイドラインに準拠した豊富な加工手法と、有用性・安全性評価のための視覚的なレポートの作成機能により、データを適切に加工・評価する作業を支援します。NSSOLのデータ流通コンサルティングメニューと組み合わせることで、安全かつ有用なデータを外部とやり取りする新しいビジネスの実行を支援します。(外販について応相談)

OptBrain

OptBrain(オプトブレイン)は、生産・物流などの計画を自動立案する最適化ソリューションの適用コンサルティングからシステム構築までを支援するサービス。「課題解決につながる形での問題の切り出し」「あいまいな考慮条件もふまえた自動化​(定型化)に無理のない形での問題の切り出し」「技術的に解ける形での問題の切り出し」により、業務に定着し長く効果を発揮する​最適化システムを実現します。(外販について検討段階)

Curatis

Curatis(キュラティス)は、システム開発におけるWeb画面テスト(E2Eテスト)を自動化するAIです。深層学習を用いてテスト仕様書の文章の意味を理解し、画面を操作し、結果を確認します。文章による柔軟な指示記述/ノーコード/高生産性/改修に強いといった特徴を活かして、システムの品質を高めやすくし、プロジェクトチームがより高付加価値な活動に集中でき、安心して迅速にユーザーにとって価値ある機能の追加改修を行える状況にすることを目指しています。にとって価値ある機能の追加改修を行える状況にすることを目指しています。(現在は社内利用のみ)

cloadios

cloadios(クローディオス)は、アジャイルサイクルに対応した負荷試験を可能にする継続的性能テストプラットフォームです。コードによる試験シナリオの管理、CI/CDの仕組み、負荷を生成するコンテナを管理するコンテナオーケストレータを使うことにより自動化を追求することで、継続的な負荷試験が可能です。またパブリッククラウドの利用により負荷生成環境の構築期間を短縮、商用の負荷試験ツールを購入する必要がないためコストの削減も可能です。案件実績も多数あります。(システム性能管理の専門チームBenchmark & Consultation Centerのサービスとして提供中)

その他サステナビリティ推進活動

システム研究開発センターが中心となって展開している社会貢献活動をご紹介します。

K3Tunnel

K3Tunnel(ケイサントンネル)は、「プログラミング“で”学ぶ」をコンセプトにしたWebサイトです。
サイトでは、計算にフォーカスしたビジュアルプログラミングツールとシステムインテグレーターならではの学習コンテンツを提供しています。私たちは「すべての人がITを創造的に活用するような世の中」が実現することを夢見て、K3Tunnelを活用した様々な活動を展開しています。中でも社会貢献活動として実施している小中学校への出張授業や教員向けのセミナーは、大変好評をいただいています。
またK3Tunnelの企画、開発、運営には、有志メンバーが広く関わっており、社内外でさまざまなコラボレーションが生まれています。
今後も社内外の人材が、つながり、学ぶ場になるよう様々なことにチャレンジしていきます。

【お問い合わせ先】

日鉄ソリューションズ株式会社
K3Tunnel開発チーム

メールでお問い合わせ

システム研究開発センターではこのほかに東京工業大学、公立はこだて未来大学、会津大学への講師派遣などの社会貢献活動をしています。

年表

私たちは1986年わずか3人の研究部隊から出発し、これまで様々な成果をあげてきました。これまでの歴史をご紹介します。

沿革・研究成果年表

歴史を漫画で読む

システム研究開発センターの歴史を漫画でお読みいただけます。

  • シス研発展の道のり
    第一話 ソフト開発の研究所をつくろう

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  • シス研発展の道のり
    第二話 ソフト開発の近代工業化 前編

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  • シス研発展の道のり
    第三話 ソフト開発の近代工業化 後編

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  • シス研発展の道のり
    第四話 ソフト開発の近代工業化 NSSDCクラウド誕生編 ~研究から実用化へ~

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  • 金融工学を駆使した先進的市場系システム開発に挑んだ精鋭たちの物語

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  • 高度な数学的能力とシステム実装力の融合 最適化ソリューションの歩み

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