K.Sasao

シリコンバレーより早く
「ARメガネ」を実用化しました。

研究開発
2003年入社

これまでの経歴を教えてください。

ARなどの新技術を
ビジネス化へ導いてきました。

ARなどの新技術をビジネス化へ導いてきました。

2003年に新日鉄ソリューションズ(現 日鉄ソリューションズ)に入社し、以来、金融分野、産業分野などのアプリケーション開発基盤の技術支援に従事してきました。その中で、2007年頃からはAR(Augmented Reality)技術に注目し、2011年にはこの新技術を産業向けに活用すべく、米国企業と共同でサングラス型の光学透過型「ARメガネ」を開発するなど、日本国内におけるARのビジネス化を主導してきました。このように、当社でまだ誰もやったことのない領域を開拓し、名前もない技術を発掘してビジネス化への道を切り拓いてきました。その他にも、NUI(Natural User Interface)に関する雑誌記事の連載や、ロボットコンテストの審査員など、AR以外にも興味が尽きることはなく、会社の枠を超えた幅広い活動をしています。

現在どのような研究に
携わっていますか?

現場でのAR技術の導入を
始めています。

現場でのAR技術の導入を始めています。

2013年、米系大手Webサービス企業がAR(拡張現実)技術を駆使したメガネ型ウェアラブルデバイスを発表し、世界中で話題になりました。しかし、実は私たちはこれに先駆け、業務支援に活用するARメガネを開発していました。用途は、主にデータセンターや工場での利用です。例えばデータセンターでは、故障しているサーバーの位置や、LANケーブルの正しい接続先などの情報がメガネに映し出され、その情報を見ながら作業ができます。すでに20社以上の工場で実証実験を済ませており、今後は現実世界にディスプレイを投影し、両手で作業しながら必要な情報を閲覧したり、高度な技術が必要な作業をアシストするなど、ジェスチャー認識の実用化も視野に入れています。こうしたテクノロジーが広がればビジネスの現場だけでなく、ライフスタイルにも大きな影響を与える。私が関わるARの世界には、そんな大きな可能性を秘めているのです。

「NSSOLならではの魅力」は
何だと思いますか?

研究員一人ひとりの思いを
形にする“チャンス”を
会社が提供してくれます。

研究員一人ひとりの思いを形にする“チャンス”を会社が提供してくれます。

ARメガネの開発は、個人的な趣味からのスタートでした。技術に関する情報や試作機をつくるためのデバイスを自分で集め、試作機の開発と実験を繰り返して行きました。その後、実用化を視野に入れ始めたとき、もっと大きなスケールでの開発が必要と考え、開発の予算化を検討し始めました。予算化に必要なことは、ビジネスの可能性です。そこで活用したのが、当社で開催する技術見学会です。技術見学会にはお客様が参加されるため、試作機をお見せして興味を持っていただけると、ビジネスとしての可能性が見えて来ます。技術見学会で技術の可能性をお客様に感じていただき、無事に予算を取ることが出来ました。このように研究員一人ひとりの想いを形にするチャンスを提供してくれるのが当社の魅力だと感じています。自分の興味から仕事が始まり、周りを巻き込みながら開発を進め、世の中に広がっていくことを想像するとワクワクがとまりません。

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