NSSOLの強み

日鉄ソリューションズの強みの源泉とは?

私たちは製鉄業で培った本質を見抜く力と高度なIT力により自らの新しいビジネスを切り拓いてきました。
現在でも製造、流通、金融、社会公共、通信といった幅広いフィールドで、
マーケティングや経営情報の分析、生産管理といった知的業務に高度なIT力を適用し、
知的生産性の向上を通じてお客様のビジネスの競争優位性を生み出し続けています。私たちは常にお客様の側にいます。
これからもお客様のビジネスを支え続けるために。

  1. 強みの源泉01

    本質を見抜く力で
    お客様のビジネスを創出する

    私たちは製鉄業という複雑なプロセスの集約されたビジネスを40年以上、ITで支え続けてきました。そして業務プロセスのシステム化の中で、その背後にある技術や業務の本質をつかみ取る能力を鍛え上げてきました。業務分析、問題点抽出と対策立案、システム構築、運用というサイクルを繰り返し行うことで、業務コンサルタント、システムエンジニアとしての能力を高めていったのです。このような歴史があるからこそ、私たちには他社には真似できない本質を見抜く力があります。
    「鉄の会社に複雑な金融商品のシステムが作れるのか?」1994年、国内初のデリバティブ(金融派生商品)のシステム開発が始まった時、お客様からこんな声があがりました。しかし、私たちはシステム化に必要な業務ロジックの本質を見抜くことにより、このシステムに必要とされる金融工学の「ブラック・ショールズモデル」と製鉄業で利用されていた「熱伝導方程式」の類似性を見出し、システム化を実現することができました。新しい金融商品を提供できるようになったこのお客様では、15年経た今もこのシステムによって、新しい商品、ビジネスを創出し続けています。未知の新しい業務に直面しても、業務知識とロジックさえマスターできれば、必要な情報をつかみだし、モデリングすることができる。この本質を見抜く力があるからこそ、私たちはこれからもお客様と共に新しいビジネスを切り拓いていくことができると考えています。

  2. 強みの源泉02

    高度なIT力で
    お客様のビジネスを実現する

    私たちが「多角化の成功モデル」と言われるまでにマーケットで存在感を持つようになったその始まりは、1950年代の新日鉄におけるコンピュータ導入でした。高度経済成長期、急激に増大する粗鋼需要に応えるため、産業界に先駆けての大型コンピュータ導入や、世界初の24時間止まらないオンライン生産管理システムの構築など、私たちは「IT利用の先駆者」でした。1970年以降は、「製造コストの削減」や「鉄鋼製品の高付加価値化」が求められ、様々な業務革新や5万種類にも及ぶ多品種少量生産を実現するためにITが活用されました。ITと言っても、単なるアプリケーション開発にとどまらず、必要であればハードウェアメーカーと共同で新しいプロダクトを開発するところまで踏み込んでシステム化を進めてきました。時には制御専用のリアルタイムOSのように、自らコンピュータの基本ソフトを開発したこともあります。こうした長い歴史を通じて培ってきた高度なIT力とシステムの構成要素の全てにわたる知見が私たちにはあるのです。
    また、私たちにはビジネスにつながる先端的な研究を行う組織を持っています(「3年後のビジネス活用を視野にいれた先端的研究」を参照してください)。ここでは様々な新しい技術の検証やハイパフォーマンスを要求されるシステムの事前検証などを行い、お客様のビジネスに実際に適用できるかを日々考えています。
    具体的な事例としては、大手化粧品メーカーの販売分析システムがあります。世界的に見ても大規模なマーケティングシステムで、お客様から求められた性能要件は実現不可能と思われるほど難度の高いものでしたが、私たちは新しいデータ分析ツールの採用や高度なパフォーマンスチューニングによって、このプロジェクトを成功させることができました。
    私たちのお客様は経営課題を解決するために日々様々な検討を重ねています。それらのいくつかはITを駆使した挑戦により乗り越えられるものです。そこにこそ私たちの強みが発揮できる場所があり、お客様のビジネスチャンスがあるのです。

  3. 強みの源泉03

    お客様のビジネスを支え続ける

    ビジネスの本質とは継続して社会に価値を提供していくことであり、システムはその活動になくてはならない重要な存在です。私たちは製鉄所という巨大な設備を、自分たちのビジネスを動かし続けなければならないという使命に基づき、ただ単に生業(なりわい)としてシステム開発を請け負うのではなく、ミッションクリティカルな自社システムを作り、使い続けながら、40年以上24時間365日止まらないシステムを運用保守し続けてきました。そしてその経験から、「システムは止められない」、「お客様の仕事を動かし続けなければ意味がない」そんな当たり前のことを、自分たちのDNAに刻み込んできました。
    そしてこのDNAが、現場の業務の実態や課題を深く理解し、業務改善を進めるスタンスや、業務の将来までも見据えた問題解決を志向していく私たちの姿勢につながっています。
    私たちは常にお客様の側にいます。だからこそお客様のシステムライフサイクルをトータルでサポートし、システムを支え続けることで、ビジネスの革新を進めることができるのです。

3年後のビジネス活用を
視野にいれた

私たちにはシステム研究開発センターという組織があります。メーカーではない私たちのようなシステムインテグレータで研究所を持っている会社は珍しいと思います。この研究所では、「研究のための研究ではなく、3年後のビジネスに繋がるための研究」を行っています。
研究成果を実際のビジネスに素早く適用できる点も大きな優位点の一つです。特に製鉄業の生産計画最適化において取り組んだ経験から最適化問題については高い技術力を有しております。最適化問題とはたとえば袋に製品を詰めるとき、「どのように詰めれば最も効率的か」を求めるものですが、この技術を鉄道の運行計画立案など様々な分野に応用しています。
現在もBI(ビジネスインテリジェンス)やAR(拡張現実)などの最先端技術を研究し、顧客のビジネスに役立つ形で提供しています。当研究所は常にその時代の少し先を考えて、明日のビジネスを支える研究開発を行っています。