Y.Iwata

データ分析のプロセスを標準化し、
この領域に新しい道を示す。

研究開発
2010年入社

これまでの経歴を教えてください。

数理最適化、データ分析を軸に、
専門技術と知識を磨いてきました。

数理最適化、データ分析を軸に、専門技術と知識を磨いてきました。

2010年にNSSOLに入社し、システム研究開発センターに配属となり、数理最適化の研究開発や案件支援を経て、2013年4月にデータ分析・基盤研究部に異動しました。現在は「データ分析の技術を活用して、クライアントのビジネスを進化させる」ことをミッションに、データベースやアプリケーション、機械学習など広範囲におよぶ技術を組み合わせながら試行錯誤を繰り返しています。データ分析は製造業では欠かせない手法であり、常に進化しています。最近では「コストを最適化するために、どんなデータを抽出すべきなのか」「そのデータを格納するデータベースはどうするのか」といった上流工程のフェーズを担当するケースが増えてきました。データ分析の分野はまだまだ進化の途中にあり、今後も研究と挑戦を続け、業界のスタンダードとなるようなテクノロジーを開発していきたいと考えています。

現在どのような研究に
携わっていますか?

データ分析統合環境
「Data Veraci」の進化が
私の研究テーマです。

データ分析統合環境「Data Veraci」の進化が私の研究テーマです。

2014年、当センターはデータ分析環境を提供するサービス「Data Veraci\ダータヴェラーチ(※)」をスタートさせました。現在、このサービスを進化させることが私の研究テーマとなっているのですが、実はデータ分析の領域にはまだ“スタンダード”と呼べるような体系的な手法がありません。それぞれのエンジニアが経験則で行っている側面が強く、新しくこの世界に飛び込んだ新人は教科書もなくOJTによって技術を身につけるしかない状況です。すでにソフトウェア工学の世界ではプロセスの標準化が進んでいますが、その流れを取り入れることで、海のものとも山のものとも言えないデータ分析に道を示すことができるのではないかと考えています。それによって人材教育を強化することができますし、この世界に飛び込むエンジニアが増えることで技術革新も加速するのではと期待しています。
※Data Veraci\ダータヴェラーチ:
データ分析統合環境Data Veraciはデータ分析を組織的に行うために必要な環境のすべてを提供するクラウドサービスです。データ分析を行うために必要な計算機環境や分析ツール、分析ノウハウ集に加え、複数名でのコラボレーション作業に必要なプロジェクト管理ツールやチャットツールなどをクラウド上に集約し、多拠点からリモートアクセスしてデータ分析を行うことができます。お客様とNSSOLのデータサイエンティストがData Veraci上でコラボレーションすることで、お客様のデータ分析を強力に推し進めます。

「NSSOLならではの魅力」は
何だと思いますか?

現場からのフィードバックが、
研究開発のレベルを押上げる。

現場からのフィードバックが、研究開発のレベルを押上げる。

当社で挑戦したいと考えた理由の1つは、大学時代、机上での研究開発に限界を感じたからです。どんなに素晴らしいアイデアも学生ができる範囲でシミュレーションする他はなく、「実際に大きなウェブサービスに組み込んだらどれほどの効果が出るのだろう」と考えるだけで終わることもありました。入社してからビジネスフィールドでの経験を積み、学生時代に行ったシミュレーションとの差に大きな開きがあることを痛感させられました。一番の違いは、実際の現場では予想外のデータと課題が次々と出てくる点です。課題にぶつかり悩むこともありますが、様々な要因が絡み合う現場では当然のことです。その状況を受けとめることで、解決しなければならないことが明確に見えるようになってきます。アイデアを広大なビジネスフィールドで試し、フィードバックを受けることで、より一段上の研究が可能となります。現場と研究開発が近い距離にあることで、より付加価値の高い研究を実施できることが当社の魅力だと思っています。

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