データ分析コンペ“SIGNATE”にて、NSSOLチームが優勝

~クレーン操作の自動化を目指す「タダノ クレーン旋回操作最適化チャレンジ」~

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森田 宏之、以下「NSSOL」)は、AI/データ分析を用いた日本国内最大級コンペティションプラットフォームの1つであるSIGNATE上で開催された、クレーン旋回操作を最適化するAIアルゴリズムの作成を行う「タダノ クレーン旋回操作最適化チャレンジ※1」(2021/9/30~2021/11/30)にNSSOLシステム研究開発センターの研究員4名からなるチーム(以下、NSSOLチーム)が参加し、参加チーム120チームの中で優勝しました。

SIGNATEは日本国内のデータサイエンティストが集い、実データを含んだ課題に対する予測モデルの精度を競うコンペが開催されるオンラインプラットフォームです。今回のコンペでは、参加者にクレーン操作を実行するシミュレーションの環境が与えられており、参加者はクレーンの操縦を自動で制御できる機械学習のモデルを構築し、ワイヤーに吊り下げられた資材の運搬を行います。その際のクレーン操作の質を資材運搬が①短時間で②正確な場所に③資材の揺れが小さく行われたか、の3つの観点から評価され、勝敗が決まります。NSSOLからはシステム研究開発センターから4名が参加しました。

今回のコンペにおける課題は、資材ごとの重さやクレーンの角度などの特性は一定ではなく個別に様々な値が設定されているため、参加者はどういった条件に対しても揺れを小さく制御できるようなモデルを構築することが求められます。NSSOLチームはシミュレーションを何度も繰り返し現実に即したかたちでデータを観察・分析することで有効なアプローチを発見し、また、制御システムにも機械学習を組み込むことで高い評価スコアを出し、優勝につながりました。

本大会に出場した社員が所属するシステム研究開発センター※2は、過去のデータ分析に関する国際的なコンペでも多くの実績※3を残すなどAI/データ利活用に関する技術的知見を豊富に蓄積しており、そうした先端技術の研究成果を実際のビジネスにいち早く適用していくことで、お客様のDX推進を支援することをミッションの一つとしています。また、NSSOLは中期の事業方針における注力領域の一つとして「デジタル製造業」を掲げており、IoXソリューション※4やデータの利活用をはじめとした製造現場のデジタル化を実現するための多様な研究がシステム研究開発センターで行われています。

今後もNSSOLは「ファーストDXパートナー」として、AI/データ利活用をはじめあらゆる技術領域における研究開発を推進し、お客様のDX推進に貢献してまいります。

以上

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