日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、公益社団法人SVリーグ(所在地:東京都千代田区、代表理事:大河 正明、以下「SVL」)の2025-26シーズン試合日程作成業務に対して、NSSOLの試合日程自動作成ソリューションを活用した「試合日程自動作成システム(SV.CardPlanner※1)」を提供しました。本システムによって、2025-26 大同生命 SV.LEAGUEレギュラーシーズン(リーグ戦)の試合日程が作成されています。
2024年10月にバレーボールリーグ「大同生命 SV.LEAGUE」が開幕しました。SV.LEAGUEは「世界最高峰のリーグを目指す」ことを掲げており、高水準な試合日程の実現は達成目標の中の一つです。2シーズン目となる2025-26シーズンはWOMEN14クラブ、MEN10クラブで構成され、年間のレギュラーシーズン総試合数は528試合に上ります。SVLではシーズンの開幕に先立ち試合日程の作成を行いますが、膨大な組合せの中から、競技上の高い公平性を確保しつつ、会場の確保状況や個別事情を十分に考慮することが求められます。しかし、これらの条件を満たした試合日程を作成することは、従来の人手による方法では膨大な業務負荷が伴い、極めて困難でした。そうした課題に対応するため、NSSOLが提供する「試合日程自動作成システム」を導入しました。このシステムは、複雑な試合日程作成を効率的かつ正確に行うことを可能にし、SVLが掲げる目標の実現を強力に支援するものです。
本システムは下記の特徴を有しています。
- 高速な日程案の導出(数十秒~数分)を実現したことで、短時間でのシミュレーションが可能
- 要望事項、公平性条件など両立できないときに、矛盾箇所を提示する機能で個別調整が可能
高速立案と矛盾点のフィードバック機能を活用することで、素早い立案サイクル、細部にわたる調整が可能となりました。またSVL独自の条件をシステムに組み込むことで、複雑な試合日程の作成を実現しました。
NSSOLは、30年の長きに亘り、最適化手法をビジネスの現場に活用する情報システムを創り出してきました。製鉄業における鉄鋼生産計画を出発点として、製造業にとどまらず、輸送業やサービス業など幅広い領域に最適化システム※2を提供しています。スポーツリーグの試合日程自動作成システムに関しても、過去にJリーグ(日本プロサッカー)、Bリーグ(日本プロバスケットボール)のマッチスケジューラーの開発経験※3を有しています。
今後もNSSOLは、当社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、最適化技術をはじめとした先端技術の社会適用に貢献してまいります。
以上