仮想デスクトップ上で快適なWeb会議の実施が可能になるテレワーク用シンクライアントの提供を開始

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森田 宏之、以下「NSSOL」)は、仮想デスクトップ環境をより効率よく利用するための「テレワーク用シンクライアント」を2022年7月より提供開始します。今まで、仮想デスクトップ環境で利用する端末は、ファットクライアントとシンクライアントの二択でした。本ソリューションにより、ファットクライアントとシンクライアントの中間に位置する第3の端末を提供することで、仮想デスクトップユーザの利便性を高めながら、セキュリティの維持を実現します。

新型コロナウイルスの流行を経てテレワーク・在宅勤務が広く浸透し、オフィス同様のセキュリティを担保できる仮想デスクトップの導入が有効なソリューションとなっています。
一方で、Web会議などのビデオコミュニケーションツールの急速な利用拡大に対して、仮想デスクトップリソースやネットワーク増強等の対策が間に合わず、Web会議の音声・通話品質の劣化やレスポンス低下が発生、社員のユーザービリティが悪化する事態が指摘されています。また、ファットクライアントを利用した場合は、端末の設定等の管理者負担増やセキュリティリスクの増加が課題となります。

上記のような課題に対して、これまで弊社ではDaaS/VDIへのvGPUの搭載やWeb会議最適化パックの適用といった施策をご提供してまいりました。今回、これらの施策に加え、快適に仮想デスクトップとWeb会議をご利用いただける画期的な「テレワーク用シンクライアント」の提供を開始します。

9年連続DaaS市場No.1のノウハウや知見を活かした端末設定と、独自のランチャーソフトの導入により、安心安全かつ快適なテレワーク・在宅勤務環境を実現します。また、端末だけでなく端末のLCM(Life Cycle Management)サービスもあわせて提供開始いたしますので、手間のかかるキッティングや故障対応を弊社にオフロードいただけます。また、弊社の仮想デスクトップサービスであるM³DaaSと端末保守サービスをあわせてご利用いただくことで、テレワーク・在宅勤務環境の一元的なサポート提供も可能です。

NSSOLのシンクライアント端末の特長

  • 独自のランチャーと機能制限設定の導入で、セキュリティを担保しつつユーザービリティを向上。
  • 仮想デスクトップ環境で問題が発生しがちなWeb会議やSaaSアプリは、端末から直接利用可能。リソース負荷が分散することでVDI環境全体のレスポンスを改善。
  • 弊社ノウハウを活かした、ユーザーデータの削除や書き込み制限・Webフィルタリングなどの機能制限を実装。お客様のご要望に応じて個別カスタマイズも可能。
  • UEM(Unified Endpoint Management)による端末管理を実装することで、運用管理負荷の削減を実現可能。
  • 設定変更ツールにより、マスタOSを作り替えることなくマスタOSの設定変更を安易に実行可能。

端末保守サービスの詳細

  • 端末の設計・実装に加え、端末の調達、キッティング、故障時の回収、再キッティング時の管理などの保守サービスをご提供。
  • DaaS/VDIから端末まで一貫した窓口でのサポート提供により利便性を向上。

本ソリューションの活用により、DaaS/VDI環境をよりセキュアで利便性の高い業務環境へとアップグレードすることが可能です。なお、端末ラインナップの追加、OSパッチ適用・ウイルス対策ソフトの更新管理といった運用管理代行メニューの提供など、本ソリューションのさらなる強化も予定しています。

今後もNSSOLは「ファーストDXパートナー」として、テレワークソリューションを拡充し、よりセキュアで快適な業務環境の実現を支援いたします。

以上

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