サイバー攻撃の脅威から在宅勤務環境を守る「SOCサービス」提供開始

~仮想デスクトップサービス「M³DaaS for AVD」のオプションメニューとして追加~

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森田 宏之、以下「NSSOL」)は、Microsoft Azureを活用した仮想デスクトップサービス「M³DaaS(エムキューブダース)for Azure Virtual Desktop(以下「AVD」)」のオプションメニューとして、セキュリティ強化のための製品導入・運用支援を行う「SOC(Security Operation Center)サービス」を2021年10月1日より提供開始します。これによりサイバー攻撃の脅威から仮想デスクトップ環境を守り、安心・安全な業務環境を実現することで、ニューノーマルな働き方へのシフトを推進します。

新型コロナウイルスの感染拡大により在宅勤務が広く浸透しましたが、PC端末を社外へ持ち出すことによる情報漏洩・ウイルス感染のリスクは増大しています。オフィス同様のセキュリティと利便性を担保した在宅勤務環境を実現するには仮想デスクトップが最適であり、中でもMicrosoft社が提供するAVDはスモールスタートの容易性やコストメリットから、大きな注目を浴びています。しかし、仮想デスクトップだけでは紛失・盗難のリスクは防げるものの、標的型攻撃やランサムウェアなどのサイバー攻撃を防ぎきることはできず、対策が急務となっています。また、サイバー攻撃対策には製品の導入だけでは万全とは言えず、検知された脅威の分析などの運用が重要ですが、そのためには高度なセキュリティの知見が必要となります。

そこでNSSOLは「M³DaaS for AVD」のオプションメニューとして、EDR(Endpoint Detection and Response)やSWG(Secure Web Gateway)製品を提供するとともに、その運用を支援するSOCサービスを開始します。端末の利用状況とインターネット通信を共に監視することで、サイバー攻撃を受けた際の原因調査を速やかに行い、端末隔離や不正通信の遮断といった封じ込め策を効果的に実行できます。DaaS市場8年連続No.1の実績と約20年に渡るセキュリティ分野での知見をもとにAVDとSOCサービスを組み合わせ、クライアント端末管理からセキュリティ運用まで包括的にご提供します。

「M³DaaS for AVD」は、NSSOLの2021-2025年度中期注力領域の1つである「デジタルワークプレース」を実現するための一翼を担うソリューションです。今後もNSSOLはお客様の「ファーストDXパートナー」として企業価値向上に貢献するべく、時代の変化に対応した最適なソリューションを提供して参ります。

SOCサービスの内容

  • ①端末のアクセス制御
    • Azure Active Directory(Azure AD)及びIntuneとの連携により、端末からM³DaaS for AVD、Microsoft 365、その他SaaSへのアクセスをお客様の要件に合わせて制御
  • ②入口対策・出口対策のための製品導入
    • EDRの導入により、脅威の検知、端末隔離、脆弱性管理、自動調査と修復などの入口対策を実施
    • SWGの導入により、URLフィルタリング、アンチウィルス、クラウドサンドボックス、クラウドファイアウォールなどの出口対策を実施
  • ③お客様サポートサービスの提供
    • 製品が検出するアラートを監視し、発生したアラートに対してNSSOLのアナリストがその影響度を分析
    • 緊急で対処が必要と判断される場合、対象の隔離・不正通信の遮断などの対応策をお客様に代わって実施
    • 月次の検出状況について、レポートを作成してご報告
    • お客様からの依頼を起点として各製品のログに対して調査・分析を実施

AVDとSOCサービスの一体提供によるメリット

  • AVD運用とセキュリティ運用の連携
    AVDの運用を行う仮想デスクトップの専門チームとセキュリティの専門知識を持ったSOCチームが連携することで、単なるセキュリティ製品のアラート監視を超えたインシデント対応支援を実現します。AVDの運用に適したSOCサービスとしてご提供します。
  • クライアント端末関連の導入・運用業務からの解放
    AVDの導入及び運用は仮想デスクトップの専門チームが担当し、過去案件にて蓄積されたノウハウから、お客様に最適な仮想デスクトップ環境と高品質な運用を提供します。SOCサービスはDaaS端末に限らずFAT端末の運用・監視にも対応しているため、端末周りを全てNSSOLへアウトソースいただけます。

以上

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