研究所内に"AI研究開発センター"を設置

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、研究所におけるAI関連研究を組織横断的に連携・推進し、お客様におけるAI技術の現場活用を支援していくために、システム研究開発センター(*1)(横浜みなとみらい)内に「AI研究開発センター」を2017年10月に設置いたしました。

新日鉄住金ソリューションズは、半世紀にわたって製鉄現場をITで支え続けてきたなかで、新しい技術の現場適用にチャレンジし続けてきました。第二次AIブーム(1980年代)では熟練工の暗黙知・ノウハウをITで再現させるために、ニューラルネットワークとルールベースエンジンを組み合わせることで高炉操業支援等に適用可能なAIシステムを実装するなど、国内でも先進的な技術検証に取り組んできました。現在では、2016年4月に新日鐵住金に設置された「高度IT活用推進室」とともに、製鉄現場をフィールドにITを活用した業務革新に資するさまざまな実証検証を進めています(*2)。また、製鉄現場で培った技術力・知見を活かし、製鉄以外の製造業における生産計画システムを始め、多種多様な業界/業務領域における知的作業支援システムで貢献(*3)を重ねています。

このたび設置するAI研究開発センターでは以下をミッションとしています。
① 複数AI技術横断の研究開発を進めることで、お客様における複雑化する課題を解決する
② AI関連のプラットフォームやプロセスの研究開発を進めることで、お客様のAI技術利用をサポートする
③ AI技術により自社ソリューションへ価値を付加することで、お客様の課題を解決する

AI研究開発センターが、AIという共通軸で組織横断的に人材・技術知見をとらえることにより、お客様におけるデジタルイノベーションの実現を強力に支援いたします。

新日鉄住金ソリューションズは、これからもAIを始めとする高度ITの現場活用を通じて新日鐵住金グループの業務革新に貢献してまいります。また新日鐵住金グループでの実績をふまえ、さまざまな業界におけるお客様のデジタルイノベーション活用による新しいサービス・価値創出の実現においても、お客さまと、ともに実現してまいります。

以上