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Notesリプレイスでどこでも使えるワークフローを実現

株式会社トプコン様

プロジェクト概要

背景

以前のNotesのワークフローでは、スマートフォンやタブレットから利用できない点や、ワークフローの開発・保守が属人化していた点が課題だった。

ソリューション

ワークフローの開発や組織変更への対応が容易な点を評価し、トプコンは「AgileWorks」を採用。豊富な導入実績を持つNSSOLを導入時のパートナーに選んだ。

成果

ワークフローの内製を進め、稟議・申請業務のほぼ完全なペーパーレス化を実現。コロナ禍においても通常通りに業務を進められている。開発が容易なため、Notesで発生していた属人化も解消した。

いつでも使えるIT基盤を目指す

「医・食・住」の3つのビジネス領域で各種の機器やデジタルソリューションを提供しているトプコンは、ワークフローシステムを刷新し、グループ企業も含めた業務効率化に取り組んでいる。
トプコンは以前、Notesのワークフローを運用していたが、クライアントソフトのインストールやバージョンアップなどに手間がかかるうえ、スマートフォンやタブレットに未対応であり、外出・出張時に承認できないといった課題があった。また、旧システムでは細かなニーズに対してプログラミングでの開発が必要だったため、一部の担当者に開発・保守の負荷が過度に集中する属人化が起こっていた。
そのような状況のなか、2014年に「いつでも、どこでも、どのようなデバイスでも利用できるIT基盤の構築を目指す」という全社的なプロジェクトが始まったことを契機に、同社はワークフローシステムの刷新を検討し始めた。
トプコンは、クライアントソフトが不要で幅広いデバイスに対応するワークフローシステムの中から9製品を比較検討し、最終的にAgileWorksを選定した。経営推進本部ビジネス・オペレーション部ITマネジメント課シニアエキスパートの古川 勝隆氏は、「まず重視したのは、内製のしやすさです。まったくプログラミングの知識がない担当者でもワークフローをつくれる点を評価しました。次に重視したのは、組織変更のしやすさです。従来は組織変更の前夜に徹夜で設定変更をしていましたが、AgileWorksならば事前に設定変更しておき、当日の午前0時に自動で反映できる点がよかった」と選定の理由を語る。

株式会社トプコン 経営推進本部 ビジネス・オペレーション部 ITマネジメント課 シニアエキスパート 古川 勝隆氏
株式会社トプコン 経営推進本部 ビジネス・オペレーション部 ITマネジメント課 シニアエキスパート
古川 勝隆氏

6カ月で新システムに移行完了

トプコンが導入パートナーに選んだのは日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)だった。導入実績が豊富で提案内容が非常に良かったことに加え、熱意と信頼感があったから、と古川氏は話す。「提案のときは『いいこと』しか言わないベンダーが多いなか、NSSOLは『AgileWorksでできること、できないこと』を明確にしたうえで、失敗談も語ってくれました。それを語れるということは、問題が起こっても、しっかりと対処してきたことの裏付けだと思うので、非常に信頼できました」。
導入プロジェクトは2017年2月に始動し、6カ月で新システムへの移行を完遂した。この時点で旧システムから移行した稟議・申請業務のワークフローは約50だったが、その後トプコンは内製で新しいワークフローをつくり続け、現在は約200業務に達している。「稟議・申請業務のペーパーレス化はほぼ完了しました。国内グループ9社を含む約2000人が新しいワークフローシステムを使っています」(古川氏)。
新システムによる業務改善効果は大きい。特にスマホ/タブレット対応により「いつでも、どこでも、どのようなデバイスでも利用できるIT基盤」を実現したことで、決裁の所要時間が大幅に短縮された。業務の隙間時間に、どこででもワークフローを進められるようになり、最長1週間くらいかかっていたケースでも即日で完了できるようになった。「コロナ禍で出社できない状況になっても、通常通りに業務を進められています」と古川氏は成果を語る。

株式会社トプコン 経営推進本部 ビジネス・オペレーション部 ITマネジメント課 安東 遼華氏
株式会社トプコン 経営推進本部 ビジネス・オペレーション部 ITマネジメント課
安東 遼華氏

開発が容易で内製が進む

同社が約150のワークフローを新規に内製できたのは、AgileWorksの開発の容易さによる。以前は1つのワークフローをつくるのに5日ほどかかっていたが、AgileWorksでは1日で済んでいる。
ワークフローの開発を始めて6カ月という経営推進本部 ビジネス・オペレーション部ITマネジメント課の安東 遼華氏は、こう話す。「稟議・申請のフォームをつくるときのパーツ自体がシンプルで汎用的なので、とても分かりやすく、つくりやすいと思います。属人化しないように、できるだけ標準の機能だけで開発しているので、自分が開発したものではないワークフローの修正依頼が来たときも処理内容を理解しやすかった」。
稟議・申請業務のペーパーレス化をほぼ完了したトプコンは、今後、さらなる業務効率化を目指してワークフローの一部見直しを進めていく予定だ。「NSSOLにはこれからも、ワークフロー化の事例や業務プロセスを効率化するための提案などをしてほしい」と安東氏は期待を寄せる。

コアテクノロジー

●ワークフローシステム「AgileWorks」の導入・活用ノウハウ

システム概要

●ワークフローシステム:AgileWorks

関連SDGs

SDGs 3

眼健診の仕組みづくりにより、眼疾患の早期発見を目指す

SDGs 2

農業の工場化により、食糧の生産性を向上

SDGs 11

建設工事の工場化で、技能者不足を解消

NotesからAgileWorksにマイグレーションしたトプコンのワークフローシステム

・NS(ロゴ)、NSSOL、NS Solutionsは、日鉄ソリューションズ株式会社の登録商標です。
・その他本文及び図表内に記載の会社名及び製品名は、それぞれ各社の商標又は登録商標です。

株式会社トプコン様

本社: 東京都板橋区蓮沼町75-1
設立: 1932年
資本金: 167億600万円(2022年3月31日現在)
売上高(連結): 1764億2100万円(2022年3月期)
従業員数(連結): 5248名(2022年3月末現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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