SimCorp Dimension
複雑な世界を一つのシステムで
資産運用業界はグローバル市場の変化を受けて急速に複雑化しています。変化に適応して持続可能なビジネスモデルを構築するためには、組織を効率化して付加価値の高い作業に集中し、機動的な資産運用を行う必要があります。
SimCorp Dimensionは、フロント・ミドルオフィス向けの機能に加えてバックオフィス向け機能も充実しており、資産運用業務を1つのシステムで包括的にサポートします。
特徴
フロント、ミドル、バック、マルチアセットに対応する統合的な資産運用管理プラットフォーム
SimCorp Dimensionは、次のような特徴を持っています。
- 資産運用領域のデータマネジメント、フロント・ミドル・バック処理、レポーティングをシームレスに提供
- 株式、債券、資金、為替、クレジット、物価連動、オルタナティブ等の幅広いアセットクラスをサポート
- 1つのシステムですべてのポートフォリオを管理することでビジネスの成長に集中
- ユーザフレンドリーなインターフェイスにより業務の全体像とリアルタイムの詳細情報を把握
- オープンプラットフォームによりフィンテック・パートナー企業の革新的な機能と連携
導入効果
複雑化する資産運用の課題への対応
SimCorp Dimensionは、多くの企業が直面している課題の解決を実現します。
多くの企業が直面している課題
- システムを跨るデータ処理が困難
- 容易にシミュレーションを行うことが出来ない
- エクスポージャーの集計に時間がかかる
- 無数のEUCがあり正しいデータを探すのに時間がかかる
- 変更のコストが高すぎる
- 変化に対応する機能がない
SimCorp Dimensionによる効果
- データソースを統合して情報が正確になった
- 運用の機動性が向上した
- ポジションとキャッシュ残高把握が改善した
- 統合によりオペレーショナルリスクを削減できた
- システムに係るトータルコストを削減できた
- 規制変更に迅速な対応が出来た
SimCorp Dimensionは、投資分野の拡大と機動的な運用を可能とし運用収益の向上に貢献します。また、複雑な管理プロセスを自動化することで業務を効率化します。
製品実績
全世界で300以上の顧客が資産運用の課題を克服
運用会社、資産管理銀行、中央銀行、政府系ファンド、ファンド、保険、年金など世界中に300社以上の顧客がおり、世界トップ100の資産運用機関のうち40%がSimCorp社のサービスを利用しています。
- 資産運用:より多くの情報に基づく投資判断を行い、成長を支援
- ファンド・マネジメント:複雑な運用を管理し、ビジネスの成長を支援
- 保険:費用対効果の高い運用を支援
- 年金:貯蓄を安全に運用できるよう支援
- ウェルスマネジメント:お客様への通知をカスタマイズし、自動化を実現
構成
フロントオフィス、ミドルオフィス、バックオフィスの業務をカバーしており、要件に合わせてモジュール単位にご利用可能です。

特徴的な機能
シミュレーション
- アセットアロケーション
- ベンチマーク、モデルポートフォリオ
- リバランス戦略、自動リバランス
- ポートフォリオ最適化
リスク管理
- エクスポージャー(ファンド毎、通貨毎、国毎、満期毎、発行体上位10社、等)
- デュレーション
- トラッキングエラー
- VaR
コーポレートアクション
- グローバルカストディアンからのコーポレートアクション連携
- リアルタイムのオートマッチとマニュアルマッチ処理
- 権利行使の指図
- 権利によるトランザクション生成と会計処理
オルタナティブ投資
- エクスポージャー、NAV、コミットメント使用状況
- ルックスルー
- キャッシュフロー予測モデル
- 投資家向けドキュメント生成
- プライベートマーケットサービスとの連携
エコシステム
サードパーティとの連携により、効率良く、短期間で外部のサービスや技術を活用することが可能です。市場の変化に柔軟に適応し、ビジネスの変革を加速させるための環境を提供します。
- 各分野における付加価値の高いフィンテック・パートナーを選定
- SimCorpプラットフォーム上でフィンテックの最新技術を導入でき、必要に応じて最適なソリューションと連携可能

関連サイト
開発元のサイトは以下です。