インベントリ管理
グローバル標準に基づく次世代型運用支援システム構築のための通信事業インベントリ管理システム
通信事業分野においては、新たなネットワーク、新たなサービス或いは事業統合による新たな事業組織といったように、事業者は多くの変化を経験しています。結果として、事業者は、旧来の設備の維持や個別最適システムの存続を余儀なくされ、内部の情報システムの肥大化、複雑化といった課題を抱えています。
こうしたなかで、通信業界の世界的な標準化団体であるTMフォーラム(※1)が策定したeTOM (※2)やSID(※3)が注目されています。即ち、こうした標準に基づきシステムを見直し、再構築することにより、肥大化/機能重複の多いシステムを効率的なものにするニーズが高まっています。
日鉄ソリューションズでは、このSIDに基づくOracle Communications Unified Inventory Management(Oracle UIM)をベースに、通信事業における次世代運用システムの構築を支援します。
(※1 TMフォーラム :世界で800社のテレコムオペレータとその関係企業が参加する標準化等を行う非営利団体)
(※2 eTOM : enhanced Telecom Operation Map)
(※3 SID Shared Information Data Model)
特長
個別最適システムから全体最適を目指すための、通信ネットワーク及び運用管理業務に関する統合的かつ事前に詳細に定義されたデータモデルの活用を支援します。
I業務全体を俯瞰したプロセスモデルに基づいたデータモデルを参照することにより、To Beモデルの定義/明確化、既存システムとのGAP把握を効率的に進められます。既存システムを、このようなSIDベースのシステムとして再構築することで、
- システム構築コストの削減
- 機能重複/プロセス重複の排除による運用時の費用低減
- 新規サービスのタイムリーな導入
などの効果を期待できます。
日鉄ソリューションズでは、多様なネットワーク機器を活用したネットワークインテグレーション及び様々な領域における業務システムの構築の経験と業界固有のモデリング技術を有しています。同時に、Oracle UIMによるPOC(Proof of Concept)などを実施することにより、実践的なシステム構築を支援致します。
導入効果
- システム構築、統合時に、SIDに基づく見通しの良いシステム検討、設計を行うことが可能です。同時に、SIDの考え方が実装されたパッケージを活用したPOCにより、検討のスコープ/幅、複雑さや詳細レベル/深さを確認することができます。こうした設計プロセスを経ることにより、システム構築時のコストを抑制することができます。
- システム運用時においては、統合化されたシステムとプロセスにより、部分最適の従来型の運用と比較して、費用を低減することが可能です。同時に、タイムリーな新規サービス導入を行うことが可能になります。
ソリューションを構成するプロダクト
- Oracle Communications Unified Inventory Management(Oracle UIM)