IFRS第9号予想信用損失(ECL)モデルに基づく金融資産の減損に対応したBM4Iサービスプラットフォームの提供

~金融機関における改正金融商品会計基準対応を支援~

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、個別のシステム導入なしに予想信用損失(ECL)の計算を可能とするBM4Iサービスプラットフォームを自社開発し、2026年度より提供いたします。本サービスの提供により、金融機関における改正金融商品会計基準への対応を支援いたします。

背景

日本の会計基準を開発する企業会計基準委員会(ASBJ)において、予想信用損失(ECL)モデルに基づく金融商品会計基準の改正※1が進められています。本改正により、金融機関においては会計方針の変更や実務上の対応に加え、システムや内部統制の整備、専門知識を有する人材の確保といった部門横断的な課題に対応していく必要があります。
NSSOLは、IFRS金融商品会計パッケージ「BancMeasure for IFRS※2」を自社で開発し、大手金融機関を中心に複数行への導入を行うなど、国内金融機関におけるIFRS対応支援を15年近くにわたり行ってきました。このたび金融商品会計基準の改正動向や金融機関が直面する課題に対応するため、新たにBM4Iサービスプラットフォームの提供を2026年度より開始いたします。これにより金融機関がシステムを新規導入する際の負荷を低減しながら、喫緊の課題である改正金融商品会計基準への対応が可能となります。

BM4Iサービスプラットフォームの特徴

1. 自社製のサービスプラットフォーム

  • 将来的な会計基準の改正にも迅速に対応可能

2. 豊富な実績を活かした機能

  • 国内での実績をもとに、限定した機能やインターフェースで導入を簡易化

3. サービス利用に関する支援

  • マスタ設定やIFデータ設定などのサービス稼働に必要な各種マニュアルの提供
  • システム運用や算出ロジックに関する各種マニュアルの提供
  • マニュアルの重点ポイントや他行事例を紹介する説明動画も合わせて提供
  • 各種ワークシートを元に要件検討、マスタ設定を支援

4. 会計基準への対応

  • ステップ2、ステップ4の両方に対応

今後もNSSOLは、当社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、本サービスを通じて業務のデジタル化を支援し、金融業界の発展に貢献してまいります。

以上

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