
日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、日本情報通信株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:桜井 伝治、以下「NI+C」)と連携し、分析から効果測定までのPDCAを高速化する「分析・マーケティング基盤」を構築することで、株式会社千葉銀行(本社:千葉県千葉市中央区千葉港1-2、取締役頭取:米本 努、以下「千葉銀行」)のOne to Oneマーケティングを実現しました。
今般構築の「分析・マーケティング基盤(以下、本基盤)」では、分析データを一元的に集約する基盤としてクラウドデータプラットフォーム「Snowflake※1」を採用し、Snowflakeに顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP※2」を連携させました。本基盤には、従来からの預金口座などのデータのほか、アプリやメール等におけるお客さまの行動データなどを集約します。本基盤の活用により、マーケティング施策を一元化するほか、お客さまデータの分析を通じたターゲティングの精緻化や、最適なアプローチチャネルの選択を行い、千葉銀行の「One to Oneマーケティング」の高度化を支援いたします。
プラットフォームの構築にあたり、NSSOLは金融機関様向けに積み重ねた数多くのデータウェアハウス(DWH)・データマート(DM)構築実績から磨き上げたデータモデリングのノウハウを投入し、マーケティングの高度化を目的としてユーザー部門が自由にアクセスしてデータを活用できる『民主化区画』と、上流システムからのデータを正確性・整合性の観点で高品質に維持する『ベース区画』に区分することで、中長期的な変化にも強いデータ分析基盤を構築しました。NI+Cは、マルチチャネルに対応したカスタマーデータプラットフォームを構築し、この仕組みを使うことで、お客様自身がメールやWEB、SNS等さまざまなチャネルを使ったシナリオ実装※3を行うことを可能にしました。さらにNSSOLとNI+Cは、千葉銀行自身で運用を円滑に行えるようトレーニングを実施し、データ活用のための土台作りに貢献しました。

今後もNSSOLおよびNI+Cは、千葉銀行のデータ利活用定着における支援活動をはじめ、個人のお客様体験をより良いものに変革し、千葉銀行のビジョン「地域に寄り添うエンゲージメントバンクグループ」の実現に向けて協働していきます。
以上