日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、株式会社SUBARU(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大崎 篤、以下「SUBARU」)のスバル研究実験センター美深試験場にローカル5G(4.8GHz帯)を導入しました。
国内の完成車メーカーのテストコースとしては、国内初のローカル5Gの導入となります。
SUBARU美深試験場概要
SUBARU美深試験場では、自動車同士をサーバを介した5Gで接続することで、走行中の自動車同士の衝突を防ぐ協調型自動運転に関する試験を行うにあたり、高速走行時にも信頼性の高い通信を可能とすることに加え、周回コースの全周を無線でエリアカバーをするため、美深試験場へのローカル5Gによる自営無線網の導入を決定しました。
ローカル5G製品の選定にあたっては、グローバルでNo.1の実績があり、国内のローカル5G制度上、最大出力となる63Wでの電波照射が可能なノキア製品が採用され、高出力での電波照射により少ない基地局数で全長4.2kmの周回コースをカバーすることができました。また、導入SIerにはノキア製品の多数の国内導入実績があるNSSOLが選定されました。
ローカル5G自営無線網の導入を通じて、走行試験中のカメラシステムの映像や車両の状態などの大容量データを低遅延で伝送すること、複数の基地局を高速でハンドオーバーすることなどの試験が可能となりました。運転技術への5G活用により、SUBARUが未来のモビリティ社会においても事故低減に貢献されることが期待できます。
NSSOLは、製造業をはじめとする幅広い業種・業界の企業のシステム構築、通信キャリア向けのネットワーク構築など様々な知見・ノウハウを活かし、他に先駆けてローカル5Gサービスを日本国内で提供しています。本件を通じて、自動車製造業をはじめとした様々な業界のDX実現を目指していきます。
今後もNSSOLは、当社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、アプリケーション・基盤・通信を含めたトータルDXソリューションを提供し、日本のインダストリー4.0の実現に貢献していきます。
以上