日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、社内の専門家6名の執筆による書籍「エクスペリエンス指向のシステム開発 - 従業員体験が顧客体験を高める」を出版します。
本書では、従業員体験(Employee Experience)を高めるためのシステム構築・運用の考え方や方針、さらにその実現に必要となるアジャイル開発手法やクラウド環境の活用について、NSSOLにおいてさまざまな業務システムや個人向けソフトウェアなどを開発してきた高い専門性を持つメンバーがチームとなり、これからのエンタープライズシステム開発手法を提案します。
近年、経営視点では従業員を単なるリソースではなく価値を生み出す個人として捉える「人中心」の潮流が高まっています。ただ、具体的な施策は社内制度の拡充や見直しにとどまっており、従業員が多くの時間を費やす日々の業務を「人中心」として捉え直すところまでは至っていないようです。本当に従業員や組織の力を最大化するためには、日々の業務自体をよく見直すことが重要です。多くの業務がITシステムによって成り立っている現在、ITシステムの企画・開発現場が、「人」に向き合い、「人」を良く理解し、関係性を「仕組み」として実装する必要があります。
本書では、従業員体験(Employee Experience)を中心としたシステム開発にシフトするにあたって変えるべき要素として、「思考方法」「開発手法」「実装方法」の3つについて解説します。これら3つの変化を共通認識することが、これからのシステム開発の世界を大きく変えていくと期待します。
(書籍のカバーより)
目次
- EXが競争力を生む時代
- エクスペリエンス指向が重要に
- 従業員体験に必要な6つの視点
- EXを成功に導くジャーニーOps
- EXを実現するためのアジャイル開発とスクラムチーム
- EXを実現するシステム構築の実際
- アジャイル開発を支えるシステムアーキテクチャー
以上