三重県庁、データドリブンな行政運営の実現に向け、Google Cloudを採用

~データに基づく課題解決・サービス創出に対応できるデータ活用基盤を整備~

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、三重県庁(所在地:三重県津市、三重県知事:一見 勝之、以下「三重県」)がめざす、データドリブンな行政運営の実現に向けて、2022年度にGoogle Cloudを採用したデータ活用基盤を整備し、2023年度から運用を開始したことをお知らせいたします。

三重県では、2022年度から、行政DX推進プロジェクトとして、庁内コミュニケーションツールのクラウドサービス移行・刷新(クラウドシフト)、安全安心なクラウド利用及びテレワークを行うための情報セキュリティの強化(ゼロトラスト)、データに基づく課題解決や行政サービス創出(データドリブン)の実現に向けた3つの環境整備に取り組んでいます(三重県DX推進基盤整備及び運用保守業務)。

特に、「データドリブン」については、デジタル化の進展等によるデータ量の増大、AI能力の向上などを背景に、デジタル社会における国際競争力の強化に向けて、国によるデータ戦略が本格化しつつあるなか、三重県は、データに基づく課題の解決や行政サービスの創出をめざし、保有している庁内データの活用にとどまらず、県内市町とのデータ連携も積極的に進めていきます。

NSSOLは、NTTビジネスソリューションズ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:上原 一郎)とともに本業務を実施する事業者として、三重県がめざす「データドリブン」の実現に向けた環境整備に取り組むにあたり、オープンデータのさらなる充実のほか、データに基づく課題解決や行政サービス創出につなげていくデータ活用環境の整備・運用を行っています。

具体的には、三重県と連携して、庁内保有データの棚卸調査・ニーズ調査を行い、現状を把握するとともに、オープンデータのさらなる利活用を促進するため、現行オープンデータライブラリの刷新(2023年夏頃公開予定)と、課題解決や行政サービス創出につながるデータ活用(収集・加工・分析・可視化)を可能とするデータ活用基盤の整備を、いずれもクラウドサービスを活用して行いました。なお、データ活用基盤における取組については、2023年度から2025年度の3年間を実証実験フェーズとして、毎年度2~3テーマの実証を行っていく予定です。

データ活用基盤について

データ活用基盤は、データの高速処理が可能なBigQuery、Looker Studio等のGoogle Cloudを採用し、ファイルやセンサー等のIoT、公開APIから広告まで、多様なデータソースから必要なデータを取り込み、課題解決やサービス創出につながるデータ分析や可視化等を実現します。

データ活用基盤の構成図

今後もNSSOLは、当社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。

以上

関連リンク