ICTインフラの最大10年間保守により企業のICT事業推進への貢献を目指す

~NSSOL、アラクサラ、サイバートラストの3社協業~

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森田 宏之、以下「NSSOL」)、アラクサラネットワークス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長兼CEO:保坂 岳深、以下「アラクサラ」)、サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利、以下「サイバートラスト」)は、SDGs対応が進む社会状況において、サステナビリティを考慮したICTインフラの実現を目指す協業を開始しました。具体的には、各社保有しているICTインフラ保守に関する技術・製品を組み合わせることで、装置の保守期間を最長10年間まで提供し、お客様のインフラ維持費用低減や機器群の調達/廃棄の課題を軽減するほか、ICT戦略立案リソース確保など、事業推進へ貢献を目指します。

本技術検証対象技術・製品

企業・公共団体で用いられているネットワーク(例:LAN・WAN基盤)の装置耐用期間は概ね5年程度であり、定期的に入れ替えを行います。準備・移行期間を踏まえると、現状の耐用期間内に入れ替えを行うためには、導入後、すぐに次の入れ替えの計画業務に入る必要があります。企業・公共団体の情報システム部門にとって、この計画業務は予算整理・設計・実装など負荷が高く、また数年がかりで行う長期プロジェクトとなります。短いスパンで計画業務が発生することは、情報システム部門がICTインフラ維持に多くの工数を割くことにつながり、その結果、企業成長に必要なICT戦略にリソースをかけきれないという課題が生まれます。

こうした課題に対して、NSSOL、アラクサラ、サイバートラストの3社はそれぞれの技術・製品を組み合わせることで、最長10年間のネットワーク機器群の保守提供を実現し、ICTインフラ維持に関する検討負荷を大幅に削減することを目指します。保守可能期間を延長することで計画業務の頻度を減らし、各企業の情報システム部門は、計画業務にあてていたリソースをICT戦略立案といった事業推進に必要な業務にあてることができるようになります。

ネットワーク機器群導入における時系列

対象技術・製品群

  • NSSOL/サーバ・ストレージ製品「HAGANE」
    デル・テクノロジーズ株式会社(以下「DELL」)のOEM供給を受け、NSSOLにて最長10年の保守対応を実現させたもの。国内外での安全保障分野で求められる品質基準をクリアし、提供し続けてきた実績を活かし、製造業等の一般のお客様向けにも提供を行っています。
  • アラクサラ/ネットワーク・運用監視製品「AXシリーズ」
    自社開発のスイッチを中心とした、ミッションクリティカル業務向けに多数の実績のある高信頼なネットワーク製品であり、L2/L3スイッチ・ルータ・無線アクセスポイント※1に至るまで、多様なネットワークを構成できる豊富なラインナップを有しています。また、安定稼働に必要な運用管理・監視用ソフトウェアも提供しており、最長10年の保守対応を実現させています。
  • サイバートラスト/オペレーティングシステム「MIRACLE LINUX」
    Red Hat Enterprise Linux(RHEL)をベースに開発し、CentOS Linux 8とのバイナリ互換を維持している国産Linux OS。従来のCentOSの利便性を維持しながらMIRACLE LINUXの安全性と信頼性により、長期継続利用可能なLinuxシステム環境を提供しています。

本協業による最大10年の保守を可能としたICTインフラは、NSSOLおよびアラクサラの販売会社を通じてご提供します。
3社は、NSSOL社のPurpose「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。

以上

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