新日鉄住金ソリューションズ、「Oracle Cloud」を自社アウトソーシングサービスの一環として提供開始

~基幹システムのクラウド移行を強力に支援~

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)との協業を強化し、新日鉄住金ソリューションズの包括的ITアウトソーシングサービス「NSFITOS」(エヌエスフィットス)の一環としてオラクルのクラウド・サービスの提供を開始したことを発表します。

企業IT部門は、「経営・企業成長へ貢献」することが求められています。新日鉄住金ソリューションズは、お客様の「攻めのITへのシフト」を支援するため、包括的ITアウトソーシングサービス「NSFITOS」を提供しています。企業の情報システムに必要な「ファシリティ」「IT基盤」「運用サービス」「エンジニアリング・リエンジニアリング」をワンストップで提供するNSFITOSは、ミッションクリティカルな基幹システムを中心に様々な業界のお客様に導入されています。

この度、新日鉄住金ソリューションズは、NSFITOSの中核であるマネージドクラウド・サービス「absonne」(アブソンヌ)の新サービスとしてオラクルのクラウド・サービスを加え、当社データセンターから提供します。当社データセンターに設置したOracle Cloud環境を次世代運用サービス「emerald」(エメラルド)で包括的な運用サービスを提供します。また、お客様データセンターへの導入にも対応します。これにより、基幹システムで高いシェアを持つオラクル製品を利用したシステムをクラウド環境へ移行する際に、従来より柔軟なシステム構成を組むことが出来るため、基幹システムのクラウド移行を強力に支援することが可能となりました。

この取り組みは、新日鉄住金ソリューションズがこの度参画したオラクルの新しいクラウド・パートナー・プログラム「Oracle Cloud Managed Service Provider (MSP)プログラム」に沿って展開します。新日鉄住金ソリューションズは、2014年に「Oracle Databaseクラウドソリューションセンター」を設置し、国内でいち早くOracle Cloudの先進的な活用ノウハウを獲得してきました。また、2015、2016年と2年連続でOracle Cloudに関するAwardを日本オラクルより受賞しています(*1)。こうした経験に裏付けられ、高い技術知見を持つエンジニアがオラクル製品を活用したシステムのクラウド環境への移行や運用設計、プロジェクトマネージメントを総合的に支援いたします。

今後、新日鉄住金ソリューションズはオラクル製品利用企業のクラウド移行を推進し、システム環境の運用効率を最適化することで、お客様の「攻めのITへのシフト」へ貢献してまいります。

【補足資料】
1. ITアウトソーシング「NSFITOS」(エヌエスフィットス)
NSFITOS(NS Framework-based IT Outsourcing Service)は、以下4つの構成要素からなる包括的なITアウトソーシングサービスです。ITインフラのプロフェッショナルである新日鉄住金ソリューションズがお客様のITインフラをワンストップで提供することで、これにかかるお客様の運用負荷を削減し、「攻めのITへのシフト」を支援します。
※これまでにミッションクリティカルな基幹システムを中心に様々な業界のお客様に提供しており、その実績は300社を超えています。
(1)NSFITOSセンター
「日本トップクラスの性能を持つデータセンター」と「ITOセンター(データセンターと同レベルの可用性・セキュリティを担保した運用センター)」を完備した運用拠点
(2)ハイブリッドクラウドインフラ
マネージドクラウド・サービス「absonne」(アブソンヌ)を中核に、お客様固有の「オンプレミス環境」や一般的なパブリッククラウドとの連携サービスを包含した、企業情報システムに必要なすべてのインフラ基盤
(3)次世代運用サービス「emerald」(エメラルド)
「運用プロセスの標準化・自動化」を実現し、高品質かつ安定した運用サービスを最適なコストで提供する次世代運用サービス
(4)エンジニアリング・リエンジニアリング
システムインテグレータとしての豊富な実績をもとに、上記を支えるエンジニアリング・リエンジニアリング力
2. マネージドクラウド・サービス「absonne」(アブソンヌ)
多くの企業で導入の進むクラウド・サービスですが、信頼性・可用性の問題から、特に日本企業では情報系システムを中心とした利用にとどまっており、コスト削減効果も限定的でした。新日鉄住金ソリューションズでは、この課題に対応するため、2007年より基幹システムのインフラに活用可能なクラウド・サービスによるITインフラサービスabsonneをスタートしました。2015年よりabsonne西日本のサービスを開始し、DRやBCPに対応したクラウド・サービスとして提供しております。Oracle E-Business SuiteやSAPなどの大規模ERPや独自アプリケーションへの活用など既に多くの実績を積み重ね、クラウド・サービスとして企業のミッションクリティカルシステムのTCO削減に貢献しています。
3. 次世代運用サービス「emerald」(エメラルド)
「emerald」(エメラルド)は、「ITプロセス全体の自動化」「運用SEのプール化」をもとにした新しい運用サービスです。従来の運用自動化は一部の監視業務やジョブ管理などの「個別タスクの自動化」に留まっており、その効果も限定的でした。emeraldは新日鉄住金ソリューションズの豊富な運用経験に基づいた「ITOフレームワーク」とIPsoft社が提供する運用管理自動化ツールIPcenterを用いて障害検知から復旧、クローズまでのITプロセス全体を自動化します。これに加えて、人手による運用はプール化された組織で行うことで、高品質の運用サービスを最適なコストで提供致します。
4. Oracle Cloud Managed Service Providerプログラム
オラクル及びオラクル以外のワークロードを「Oracle Cloud Platform」に構築、導入、実行、および管理するために必要なスキル、ツール、およびプロセスを保有するパートナーを認定するプログラムです。
*1:以下2賞を受賞
  • 2015年:Oracle Excellence Award Specialized Partner of the Year: Oracle Cloud - Japan
  • 2016年:Oracle Excellence Award Specialized Partner of the Year: Cloud Platform - Japan
  • NS Solutions、NSロゴ、absonne、NSFITOS及び、emeraldは、新日鉄住金ソリューションズ株式会社の登録商標です。
  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
  • 本文中の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

以上