三井住友カード、AIを活用したデータ分析プラットフォームを採用

三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:久保 健、以下:三井住友カード)は、 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下:新日鉄住金ソリューションズ)が提供するDataRobot, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Jeremy Achin、以下:DataRobot社)の機械学習プラットフォーム「DataRobot」を導入し、2017年4月よりマーケティング・与信管理業務等でのAI・機械学習の活用を開始しました。

DataRobotは、世界最高峰のデータサイエンティスト・グループによって開発されたデータ分析プラットフォームであり、高度な専門知識を要することなく、AI・機械学習を用いた予測モデルを簡単に作成し、様々なビジネスシーンで活用することが可能です。

【三井住友カードは、国内金融機関で初めてDataRobotを導入】
AIなどのテクノロジーの急速な進展は、消費生活のあらゆる場面において、これまでにない便利さ・豊かさをもたらしています。三井住友カードは、お客様に寄り添い、日々の様々な生活シーンでお客様に新しい価値・体験をお届けしていくために、AI・機械学習の活用が必要不可欠と考えております。
そこで、DataRobotの機能に着目し、実証実験により以下の効果を確認した上で、クレジットカード業界を含めた国内金融機関で初めて導入を決定いたしました。

【DataRobot導入効果(実証実験の結果)】

  • ①顧客セグメンテーションや与信管理業務に活用する予測モデルの精度が従来比大幅に向上
  • ②従来のデータ分析からは導くことができなかった新しい知見を取得
  • ③数か月の期間を要していたデータ分析作業が数日~1週間程度で完了し、生産性が飛躍的に向上

三井住友カードは、DataRobotを利用したAI・機械学習の活用を開始するにあたり、DataRobotのメリットを活かして社内の関係各部署にデータ分析担当者(※1)を増員し、各種施策のPDCAサイクルの高速化や、多種多様で広範にわたる新たなビジネス課題への活用拡大に取り組んでまいります。
また、DataRobotの分析環境に、基幹システムに求められる高い柔軟性と可用性をあわせ持った新日鉄住金ソリューションズのクラウドサービス absonne(アブソンヌ)を活用することで、早期の利用開始とシステム運用にかかるコスト軽減を実現しています。

(※1)データ分析担当者は、各業務におけるビジネス課題に対して、仮説を立て、データから知見を得てビジネスに活かすことをミッションとし、「仮説・立案から、データ抽出・加工、分析(予測モデル作成)、施策への反映、結果検証までのPDCAサイクル」を行う。

新日鉄住金ソリューションズは、AI・機械学習活用のコンサルティングサービス、DataRobotの環境構築・導入支援、DataRobotの保守・運用サービス、データ収集・加工に必要な周辺システムの整備・構築など、DataRobotの活用に関わる多彩なサービスを提供します。こうした取り組みを通じて、データ活用の高度化を全面的にサポートし、お客様の業務効率化や価値創造に貢献してまいります。

以上