人型ロボット「Pepper」の自走による空港案内の実現に向けた検証を開始

~宮崎ブーゲンビリア空港で検証開始~

全日本空輸株式会社(東京都港区、代表取締役社長:篠辺修、以下ANA)と新日鉄住金ソリューションズ株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:謝敷宗敬、以下 NSSOL)は、人型ロボット「Pepper」(※1)の自走による空港案内の実現に向けた検証を開始します。

これまでANAでは、Pepperに独自開発のアプリを組み込み、空港内の施設の場所等を音声または画像で案内するトライアルを羽田、成田、福岡空港で行ってきましたが、現在、Pepperは空港の出発ロビーや乗継カウンターで静止した状態で案内を行っています。
Pepperの自走が実現すると、時間によって案内を実施する場所を変更することが可能となり、また、将来的には自走しながらお客様に必要な情報をご案内するなど、担当業務の幅が広がり、より旅客係員に近い業務が可能となることが期待されています。

今般、NSSOLは、マイクロソフト社製のホロレンズ(※2)が、混雑した空港内のような場所においても外部に追加機材を設置することなく高精度な空間把握および位置推定ができることに着目し、ホロレンズが認識した空港内の位置情報を元にPepperを自走させる仕組みを開発いたしました。この仕組みを利用し、宮崎ブーゲンビリア空港内にてPepperの自走による空港案内業務の実地検証を行う予定です。
ANA およびNSSOLは、さまざまなシーンにおけるPepper活用の可能性を追求してまいります。

※1:Pepper
ソフトバンクロボティクス社の登録商標

※2:ホロレンズ
現実世界に光の3D仮想物体であるホログラムを重ねるように表示することで、複合現実(MR: Mixed Reality)を実現するヘッドマウントディスプレイ

◆検証概要

  • 検証期間: 2月15日(水) から2月末日まで
  • 場所:    宮崎ブーゲンビリア空港内(出発ロビー)
  • 検証内容: Pepperが位置情報を把握し学習しながら自走し、アサイン場所を移動することの検証。
            (出発ロビーで案内業務の検証も実施します)

以上