シンガポール現地法人に金融機関向けサービスの提供組織を設立

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、アジア展開を進める金融機関をITで支援するために、シンガポール現地法人(NSAP) (※1)内に金融ソリューション事業アジア本部 (Financial Solution Division for Asia Pacific)を2016年1月に設立します。

今後も成長が見込まれるアジアでは、日系企業の進出や事業拡大に向けた取組みが続くことが予想されており、これを支える金融ニーズも拡大基調にあると考えられています。
メガバンクを中心とする大手邦銀では、国内とアジアの各拠点が一体となってこの資金需要の取り込みに取り組んでおり、そのための情報化投資が必要になっています。
具体的には、顧客管理や与信管理にくわえ、多様な資金需要に対応するための商品開発といった「国内外一体の業務推進のための戦略的投資」や、アジア各国における金融当局の規制に効率的に、かつ精度高く対応していくための「業務効率化/ガバナンス強化投資」などの分野において、これまでになかった高度なシステム化が計画されています。

新日鉄住金ソリューションズでは、2012年に米国現地法人(※2)ニューヨーク支店、2013年にロンドン現地法人を設立し、国際規制動向に関する研究や情報収集を進めています。このたび多くの金融機関がアジア統括拠点と位置付けているシンガポールにも新組織を設立することで、アジア地域において高度化、多様化していくシステム化ニーズに対し、業務コンサルテーションやシステムサポートを一元的に行う現地体制を構築します。

金融ソリューション事業本部では2015年6月に海外事業統括部を設置し、海外事業に必要な人材の確保、海外現地企業との提携等の体制整備や海外事業展開の企画等を推進してまいりました。今後は、国内の海外事業統括部とシンガポールの新組織が緊密に連携することで、アジア圏内に展開する金融機関における国内外のシステム化ニーズにきめ細かく対応し、国内と変わらぬ質の高いシステムサービスを提供してまいります。

以上