新日鉄住金ソリューションズ、製造業の製品設計・開発業務におけるITシステムのアウトソースサービスを開始

~ソニーグループ向けのサービス提供を、第1弾として開始~

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、製造業の製品設計・開発業務領域におけるITシステムのアウトソースサービスを開始いたします。その第1弾としてソニーグローバルソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:弓田 圭一、以下SGS)と業務委託契約を締結し、ソニーグループ向けのサービスを開始いたしました。このサービスを通じてソニーグループをはじめとする製造業の製品設計・開発業務の強化をITシステム面から強力に支援いたします。

製造業各社においては、市場のグローバル化がますます進展するなか、商品力の強化とそれを支える製品設計・開発業務の強化が喫緊の課題となっており、各国の市場ニーズに即した多品種展開の加速、製品開発リードタイムの一層の短縮とともに製品設計・開発拠点のグローバル展開を進めています。
一方で、製品設計・開発業務に関わるITシステムにおいては、急速な技術革新へのキャッチアップ、多数の拠点展開へのタイムリーな対応、セキュリティリスクへの十分な備えなど、複雑・多岐にわたる対応が必要になっています。
こうした中で、設計・開発部門においては、以下のような課題が顕在化しています。

  • CADやCAE等のITツールのサポートを、これまでは設計者が片手間でやっていたが、これらのサポート負荷が増大してきており、本来の製品設計・開発業務自体に影響を及ぼしている。
  • 設計者が個人で努力してITスキルの蓄積を行ってきたが、技術革新が急速に進むなかで、個人に依存した体制では、グローバルに対応した業務運営ができない。

新日鉄住金ソリューションズは、製品設計・開発業務におけるITシステムにおいて、これまで主にPLMなどのシステム構築での実績を多く重ねてきました。このたび、こうした製造業のニーズを踏まえて、PLMからCAD・CAE等のITツールに至るまで製品設計・開発業務を支えるITシステム全体を対象とした包括的なITサービスを提供するアウトソースサービスを開始いたします。これによりお客様の製品設計・開発業務の強化をより一層支援してまいります。

このサービスの第1弾として、2015年4月より、これまでSGSが運用していたソニーグループ向けの電気・メカCADおよびその周辺システムの保守運用業務について、アウトソースサービスの提供を開始いたしました。今後はSGSを通じて、ソニーグループの設計業務の業務改革および効率化をグローバルにIT面から支援いたします。
新日鉄住金ソリューションズは、ソニーグループ向けの実績を踏まえて当該事業の基盤を強化・加速させ、将来的には当事業で100億円規模の売上高を目指してまいります。

以上