商船三井様 本社会計及び基幹業務系システムを新日鉄住金ソリューションズのマネージド・クラウドサービス "absonne Enterprise Cloud Service"で稼働開始

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、この度、新日鉄住金ソリューションズが提供するマネージド・クラウドサービス"absonne Enterprise Cloud Service(アブソンヌ エンタープライズ クラウド サービス)"上で、商船三井(本社:東京都港区、代表取締役社長:武藤 光一)の本社会計及び基幹業務系システムの新基盤システムの稼働を開始したことを発表します。

商船三井グループ各社のIT運営を行う商船三井システムズは、2009年より、「本社会計」と言われる経理部門の決算業務と、「基幹系フロント業務」と言われる営業部門で行われる経理関係業務(船舶の動静管理、各種契約の管理、伝票入力、決算時に各営業部門で実施される各種業務)を広範にサポートするシステムの再構築に取り組んできました。
従来のシステムは、「決算の質的要求高度化による業務負荷の増大」、「データの二重入力」、「債権債務情報の管理強化」の課題があり、更に内部統制情報のシステム化等、制度面からの要求の変化への対策が求められていました。

これらの課題を解決するため、アプリケーション開発から、基盤構築・運用保守業務を新日鉄住金ソリューションズが受託しました。アプリケーションでは、基幹系フロント業務のシステムをAmiNavire(VB.NET)フレームワーク(※1)を用いてスクラッチで構築、本社会計のシステムをOracle E-Business Suite、やProPlusをベースに再構築しました。システム基盤は、両方のシステムに求められるミッションクリティカル性の担保に加え、基盤構築から運用保守までをトータルで提供できる新日鉄住金ソリューションズのマネージド・クラウドサービス"absonne"を採用し、2014年4月よりシステムの稼働を開始致しました。

システム基盤で採用したabsonneは、一般的なクラウドサービスに比べて、よりミッションクリティカルな環境の提供や企業独自の要件に合わせたカスタマイズが可能です。本件ではセキュリティや他社からの性能影響排除といった課題を解決するためDB環境を占有モデルとする等、absonneの特徴である柔軟性と経済性を兼ね備えたシステム基盤を実現しています。
商船三井では、グローバル展開に合わせ今回構築した基幹業務系システムを活用していく予定で、今後も新日鉄住金ソリューションズは商船三井のIT運営を支援していきます。

以上