2014年5月8日
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、従来「absonne (アブソンヌ)」として提供していたサービスを「absonne Enterprise Cloud Service」に、プライベートクラウド構築支援サービスであるNSGRANDIR+(エヌエスグランディール・プラス)を「absonne Enterprise Cloud Framework」に名称変更するとともに、管理機能であるabsonneDirector(アブソンヌ・ダイレクター)を強化しました。absonneを企業があらゆる形態のクラウドを簡単に利用するためのブランドとして位置付け、今後もさらにラインナップを拡充してまいります。
従来「absonne」として提供されていたabsonne Enterprise Cloud Serviceは、40年以上にわたるシステム・インテグレータとしての経験をもとに、お客様のIT運用の煩雑さを軽減し、ビジネスに専念できる環境をご提供するための基盤として開発されました。そのため、初期費用を抑えた月額での提供でありながら、導入サービスをワンストップで提供することで比類のない高い柔軟性を実現しています。一方、absonne Enterprise Cloud Frameworkは、absonneのアーキテクチャを利用してプライベートクラウドを構築するエンジニアリングサービスで、クラウドを自社の設備として所有したいという企業の要望に応えます。
absonneDirectorは、直感的なGUIと詳細設定が可能なメニューによりお客様自らがシステム構成を柔軟に変更することを可能にします。これにより、作業の品質と迅速性を同時に向上させ、さらに快適にクラウド環境を活用することができます。また、absonne Enterprise Cloud Serviceとabsonne Enterprise Cloud Frameworkにより構築されたシステムが混在するハイブリッドクラウドの環境を一元的に管理することも可能です。今後は、他社が提供するクラウドも含め、システムの設置場所やお客様が保有するかどうかに関わらず、すべてのクラウド空間の統合管理機能を拡充していく予定です。
新日鉄住金ソリューションズは、クラウド・サービス absonneを、システム・インテグレータとしての高い技術力をお客様にご利用いただくためのブランドとして位置付けます。また、様々なクラウド環境に高度な統合管理を提供することにより、お客様のシステム運用負荷を減らし、IT部門の生産性向上と戦略性の高い業務への取り組みに貢献して参ります。
以上
【新日鉄住金ソリューションズ株式会社 概要】 |
代表取締役社長 | :謝敷 宗敬 |
資本金 | :129億5,276万3,000円 |
本社所在地 | :東京都中央区新川二丁目20-15 |
設立 | :1980年10月1日 |
売上高 | :1,800億円(連結) 1,587億円(単独)[2014年3月期] |
従業員数 | :5,052名(連結)、2,383名(単独)[2014年3月31日現在] |
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【補足資料】
absonne Enterprise Cloud Service
ミッションクリティカルな環境で利用されることを想定したabsonneは、基幹システムTCOの30%削減、稼働目標99.99%以上、企業の独自環境と連携させたコーポレートハイブリッドインフラとしての運用、の3点を同時に実現します。既にOralce E-Business SuiteやSAPなどの大規模ERPや独自アプリケーションへの活用など、企業の基幹システムでの多くの実績があります。お客様環境で利用しているIPアドレスの持ち込みや、セキュリティ・ネットワーク機器の仮想アプライアンス化によってお客様毎のきめ細かいセキュリティポリシーを適用できるなど、従来のオンプレミス環境と同等のセキュリティを実現します。また、お客様自身でのデータセンター設備の運用が不要になり、IT担当者のリソースを軽減できます。必要な時に必要なだけ拡張できるので、将来のリソースプランニングをしておかなくてもすばやくサーバやリソースの追加や拡張を行うことができます。
absonne Enterprise Cloud Framework (旧名称NSGRANDIR+)
absonne で提供されている実績のあるアーキテクチャを用いて、お客様が所有するプライベートクラウド環境を構築します。従来の環境では、部署毎やプロジェクト毎にハードウェアを購入することにより、サイロと呼ばれる状態となり、個別システム管理の非効率が問題になりがちでした。クラウドテクノロジーを用いた統合環境では、必要に応じて仮想サーバを随時追加する運用になり、お客様の資産の有効活用につながります。absonne Enterprise Cloud Frameworkは、absonne Enterprise Cloud Serviceと同じネットワークとシームレスな統合管理も可能で、自社所有から月額利用に移行するまでの暫定措置としての利用も有効です。
absonneDirectorの特徴
absonneDirectorはWebベースの管理インターフェースを搭載しており、リモートからのシステムの構成変更を可能にします。absonneDirectorの先進アーキテクチャにより、クラウド上のシステムでありながらオンプレミスと同等の使い勝手を実現し、優れた操作性を実現しています。複雑な構成を実際のシステム構成に即したインターフェースから管理でき、システム管理者のミスオペレーションを防止します。
強化された機能
- ・直感的に分かりやすいクラウドシステム環境管理を実現。製品固有の管理単位名称ではなく、システム(人事、在庫管理)、環境(本番、テスト、開発)といった情報システム部門になじみやすい論理構造を可能に。
- -(1)セキュリティゾーン、(2)システム、(3)システムのグルーピングを階層的 にGUIで一元管理
- ・一般的な死活監視・性能情報提供に加え、OS上のプロセス/サービス監視や、ログ監視機能を提供可能(オプション)
- ・ロードバランサ構成変更機能強化
- -5種類のロードバランサ/分散プロトコル(TCP、HTTP、HTTPS、FTP、UDP)
- -4種類のロードバランサ/アルゴリズム(ラウンドロビン、リーストコネクション、送信元IPアドレスハッシュ、URLハッシュ)
- -5種類のロードバランサ/パーシステンス(送信元IPアドレス、Cookie (ロードバランサ)、 Cookie (サーバ)、URL、SSLセッションID)
主な機能
- ・アカウント/契約管理
- ・ネットワーク管理機能
- -重複するIP空間の一元管理
- -ファイアウォール構成変更機能
- -ロードバランサ構成変更機能
- ・仮想マシンの作成/削除/構成変更(CPU、メモリ)、電源ON/OFF、バックアップ
- ・物理マシンの電源ON/OFF、バックアップ
- ・バックエンドのランブック自動化(RBA)/CMDB/ITILツールと連携し、全ての構成情報 の一元管理とIT オペレーションの自動化サービスデスク機能によりインシデント等をリアルタイムに情報共有
- ・持込機器の管理などカスタマイズされた環境にも対応
【本件に関するお問い合わせ先】
ITインフラソリューション事業本部
営業本部 マーケティング部 プロモーション&マーケティンググループ 浅野
TEL:0120-42-1255
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【報道関係お問い合わせ先】
総務部 広報・IR室 鹿島
TEL:03-5117-5532
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