新日鐵住金のシステム統合進捗状況およびシステムに関する業務体制の変更について

新日鐵住金株式会社(会長兼CEO:宗岡 正二 以下、「新日鉄住金」)は、昨年10月の経営統合時に、一般的な業務インフラのシステム統合を優先して整備いたしました。その後、統合効果の早期享受・最大化を目的に業務統合、及びそれを前提としたシステム統合、すなわち製鉄業を支える大規模、かつ複雑で、長い歴史を持つ旧両社のシステムの優れた機能を活かしつつ、さらに統合新会社の新しい業務を支えるに足る新規性と堅牢性を備えたシステムの検討・構築を進めております。具体的には、会社運営の基盤となる人事・会計などの管理システムに関して、2014年4月での本番稼動を目標にシステム開発を推進しております。さらに、営業システム等の基幹システムに関しては、2016年度までに順次本番稼動させることを目標に現在鋭意検討を進めております。
現時点では、全体の約3分の1程度について具体化を終えた状況にありますが、今後さらに検討・開発を加速すべく、今般、関係先と協議を重ね、システム開発、運用を担うシステム子会社の体制について、以下の通り関係各社と合意いたしました。

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(東京都中央区、社長:謝敷 宗敬 以下、「新日鉄住金ソリューションズ」)は新日鉄住金、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、「日本IBM」)およびアイエス情報システム株式会社(以下、「aies」)との間で、現在、新日鉄住金が日本IBMに委託しaiesが実行している旧住友金属工業株式会社(以下、「旧住友金属」)の本社・各製鉄所におけるシステム業務について、日本IBMとの連携のもと2017年4月1日(目途)までに順次、新日鉄住金ソリューションズが受託していくことに合意しました。
このシステム業務の受託に伴い、新日鉄住金ソリューションズは2017年4月1日を目途に、日本IBMおよび新日鉄住金が保有するaiesの全株式を譲り受け、aiesを新日鉄住金ソリューションズグループに統合します。

新日鉄住金ソリューションズは、新日鉄住金グループのシステムソリューション事業の中核会社として、従来から受託している新日鉄住金の旧新日本製鐵株式会社領域のシステム業務に加え、旧住友金属領域についても受託し、新日鉄住金における統合効果の早期発揮に向けて全力を尽くしてまいります。

以上