短期導入が可能なOPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューションを新日鉄住金ソリューションズが日本国内向けに販売開始

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、ネットワーク制御ソフトウェアの開発・販売でグローバルマーケットをリードするアイルランド OPENET Telecom社(以下、OPENET社)のMVNO(Mobile Virtual Network Operator)等通信事業者向けのOPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューション (EUにおける名称:Openet Express Solutions)の販売を開始致しました。

MVNOの市場の拡大やスマートフォン、M2M(*1)の普及等に伴うネットワーク活用のシーンの多様化が進む中、今日の通信事業者は、消費者/法人顧客のニーズに応じた魅力的な料金/サービスプランの実現が求められています。同時に、事業者間の激しい競争環境のもと、料金/サービスプランを提供開始後も顧客のニーズに合わせて、柔軟に変更していく必要があります。

OPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューションは、MVNO等の通信事業者が複数のバリエーション、オプションを持った料金プランを提供する際によく利用される基本的なポリシーをあらかじめパッケージした、ポリシー制御ソリューションです。パッケージ化されたポリシーを自在に組み合わせることで、様々なサービスプランに対応し、通信事業者における複雑なポリシーの開発と管理の負荷を無くすことができます。OPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューションは、以下のようなサービスをサポートしています。

【OPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューションがサポートするサービス】
・Fair Use: フェア・ユーセージ(公平な利用)の測定と制御
・Tiered Service: 速度、データ、アプリケーションに基づく段階的料金プラン
・Service Pass: 帯域幅とデータの追加購入
・Shared Data : 家族および法人ユーザ向け共有データ

OPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューションは、通信業界の標準化団体である3GPP(*2)が規定するPCRF(*3)-PCEF(*4)アーキテクチャに基づき、上記のPCRFの機能を実現するとともに、各社から販売されている先進的なPCEF製品と接続性事前検証/IOT(*5)を実施し、スムーズな連携と制御を実現しています。

これらの特徴により、通信事業者は、OPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューションを用いることにより、柔軟で高度なポリシー制御を、最短2カ月程度の非常に短い工期で実現できます。

また、新日鉄住金ソリューションズは、本年6月に発表したOPENET社との戦略提携を深化させ、日本市場における唯一のOPENET社アプライアンス型ポリシー制御ソリューション市場投入パートナーとして、ソリューションの開発段階から関わり、機能仕様の決定などに貢献して参りました。今回、OPENET社のグローバルでの販売開始に合わせて、日本市場向けに当社が販売を開始致します。

以上