新日鉄ソリューションズ、日本語文書検査サービス「ことしらべ」の外販を開始

~オフショア含めたシステム開発ドキュメントの品質向上、レビュー負荷の軽減を支援~

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下新日鉄ソリューションズ)は、自社における自然言語処理技術の研究と、日本語文書検査技術の利用実績に基づき、SaaSによる日本語文書検査サービス「ことしらべ」の外販を開始しました。

企業活動を進めて行く上で、用語の統一やあいまいさの排除など、誤解のない日本語表記を定着させ運用して行くことは、多くの企業が悩んでいる課題の一つです。当社が行なっておりますシステムインテグレーション事業においても、お客様の業務要件の整理からシステムの仕様書の作成まで、わかりやすい日本語で表現することは、システム全体の品質や開発の生産性を左右する重要な課題となっていました。近年拡大している中国等でのオフショア開発においても誤解のない仕様書作成は大きな課題です。

当社ではこの課題解決のため、日本語文書検査ツールの「ことしらべ」を開発しました。「ことしらべ」では長年のシステム研究開発センターで研究成果を生かし、日本語文書のあいまいさ、記述のゆれ、日中同形異義表現、冗長表現、用語辞書との整合性チェックなどを検査可能です。現在「ことしらべ」は自社のシステム開発環境NSSDCクラウドに組み込まれて利用されており、100を超えるシステム開発プロジェクトで工数削減や品質向上に効果を挙げています。

新日鉄ソリューションズは2年以上の自社での利用経験と複数の企業によるトライアルのご評価を踏まえ、このたび、「ことしらべ」をSaaS形態で外販開始いたしました。ユーザはセキュアなインターネット環境で、利用形態に応じた検査ルール設定、対話型及び一括型の検査実行、検査結果表示、それに従った修正を行うことが可能です。今後、オフショア開発を推進するSIerのみならず、社内業務マニュアルの整備を進める企業、一般公開文書の品質向上を目指す企業・団体など、日本語文書検査のニーズの高い分野において3年間で50社以上の受注を目指します。

以上