(参考資料)ケイ・オプティコムの統合データベース基盤を刷新

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)と日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本孝之、NYSE:IBM、以下 日本IBM)は、株式会社ケイ・オプティコム(本社:大阪市北区、代表取締役社長 藤野隆雄、以下 ケイ・オプティコム)のIT基幹システムにおいて、個人や法人のお客様向け情報通信サービスを支える統合データベース基盤をIBMのメインフレーム「IBM® zEnterprise 196」上に構築しました。構築プロジェクトは2010年11月から開始し、2011年9月末に完了しました。

統合データベース基盤は、最新の仮想化技術を活用し、数百規模の仮想区画を稼働することができるため、一般家庭のネットや電話、テレビなどを光でつなぐ「eo光」やモバイル向け「eoモバイル」などの150万件を超える規模のデータを保持する顧客システムや、回線受注システム、などのデータベースが搭載される予定です。

ケイ・オプティコムでは、関西一円に張りめぐらせた高速かつ高信頼の独自光ファイバーネットワークにより、関西地域の個人のお客様および企業のお客様向けに、総合的な情報通信サービスを提供しています。

また、同社は、日々進化する情報通信技術と激変する市場環境に素早く対応し、より便利で高品質な新しいサービスを迅速にお客様に提供できるよう努めています。サービスを支える基幹システムにおいては、新サービスの開発・提供のスピードを速めるために、部分最適を行ってきました。しかしながら、サービスの増加とともにサーバー台数が増加、システムが複雑化し、IT運用管理負荷が増加したことで、新サービス提供のスピード感を保つことが困難になってきました。

このたび、ケイ・オプティコムは、サービスを支える基幹システムの基盤の標準化およびデータベースの一元化を行い、統合データベース基盤を構築しました。統合データベース基盤には、日本IBMの高性能かつオープンなメインフレーム「IBM zEnterprise 196」と、高信頼・高性能なディスク・ストレージ「IBM System Storage DS8700」が採用され、新日鉄ソリューションズが、zEnterprise 196上の統合データベース構築および移行支援を行ないました。

標準化された統合データベース基盤により、今後の新サービス開発・提供の負荷が軽減されます。また、サーバーおよびデータベースライセンスを削減できたことにより、導入・運用管理コストが約3割削減できる見込みです。

本統合データベース基盤を活用し、今後さらに新旧含めた社内システムの統合を検討しており、新日鉄ソリューションズの協力のもと、検討を行っています。

以上