新日鉄ソリューションズと金融エンジニアリング・グループは共同で、データサイエンス&テクノロジーセンターを開設

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川2丁目20-15、代表取締役社長:北川三雄:以下NSSOL)と、株式会社金融エンジニアリング・グループ(本社:東京都中央区新川2丁目27-1 代表取締役:中林三平:以下FEG)は、データ分析・モデル化及び戦略的情報活用を主眼としたシステム構築需要への対応力を一層強化するため、データサイエンス&テクノロジーセンター(Data Science & Technology Center:以下DS&TC)をNSSOL内に7月1日付けで開設致します。

クラウドを始めとする企業情報システム装備の充実に伴い、多くの企業では基幹系・情報系システムで多くの情報が蓄積されている。一方この蓄積された大量のデータのモデリングやデータ分析の進歩も目覚ましく、企業の中で、蓄積された情報を事業戦略上、如何に活用するのか(=情報活用戦略)の重要度が近年、とみに高まってきている。

FEGは、1989年の設立以来、金融業界を中心としたデータ分析、モデル構築、マーケティング戦略等の情報活用のコンサルティングノウハウを蓄積しており、2009年のKDDカップ(*1)世界2位など国内有数のデータマイニング技術を保有している。一方NSSOLは、製造業、流通業、サービス業、社会・公共分野を含む広範な業種に顧客基盤を持ち、BI、大規模DWHシステムの構想・設計・構築実績を持ている。両社の情報活用ノウハウを統合し、業種横断的に「戦略的情報活用のための、データ分析・モデル開発~システム構築」の一貫したサービスを提供するため、両社戦力を糾合したDS&TCを7月1日付けにて開設する。

DS&TCは、NSSOLのソリューション企画・コンサルティングセンター(以下SCC)内に編成し、上記ニーズに対応する。

具体的なサービス、ターゲット分野は、
・ 医療・製薬分野での実験データ、臨床データ、ヘルスケアデータに基づく、製品開発、顧客(患者)対応の最適化
・ 通販やネット販売分野での顧客購買データに基づく、顧客セグメンテーションやプロモーション等顧客戦略の高度化
・ 通信分野でのトランザクションデータやログデータに基づく、解約防止の顧客戦略や障害事前検知のサービス品質向上
・ 製造分野における、販売動向や品質情報のデータ解析・因子特定に基づく、生産プロセス最適化への応用
・ 社会・公共分野における大量データの統計処理とデータ・テキストマイニング
・ 上記分野を対象としたASP形態でのデータ分析サービスの「分析エンジンモデル化」等

以上