新日鉄ソリューションズ、通信事業者向けのサービス品質管理ソリューション「Empirix Hammer XMS™およびIPXPlorer®ソリューション」の日本販売を開始

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川二丁目20-15、代表取締役社長:北川三雄、以下、新日鉄ソリューションズ)はこの度、Empirix, Inc.(本社:米国 マサチューセッツ州、CEO:ジョン・ディアナ、以下、エンピレックス 社)と、日本での販売代理店契約を結び、通信事業者向けの『サービス品質管理ソリューション』の販売を開始致しました。

近年、通信事業者では通信ネットワークを構成する機器が高度化する中で、各種機器が障害を起こしていないにも関わらず、NW全体として音声通話のノイズが多い、データの通信速度が遅い、といった不具合を起こしている「サイレント障害」の状況が頻繁に発生しております。この状況はユーザから品質に関するクレームが上がっているにも関わらず問題の切り分けが長期化する、といった通信事業者の運用監視者にとっての大きな問題を引き起こしております。
今後、スマートフォンの急拡大等でデータトラフィックが急増する中で、通信事業者は顧客満足をより高めていくため、例えば優先接続等の料金プランを選択したユーザに対して、一定の応答性能レベルを提供するようなサービスも必要になっております。

こうした状況の中、各種通信機器を監視単位とする従来の運用監視に加えて、ひとつのユーザトラフィックが通信ネットワークをどのように流れ、どの地点でどのような遅延・ロスが発生しているかをサービスレベルでトレースする『サービス品質監視』のニーズが益々高まっています。

「Empirix Hammer XMSおよびIPXPlorer」ソリューションは、通信事業者の自社ネットワークにおける、多種のネットワーク、プロトコル、サービスの情報を横断的に収集し、リアルタイムにユーザ体感品質に関連するデータを提示します。従来行われているサーバやアプリケーションの故障監視では検出されない、「サイレント障害」が起こっている時に、サービスレベルでの不良や品質劣化の把握が可能となります。

新日鉄ソリューションズは、これまで10数年に亘る国内の通信事業者に対する各種ネットワーク・システム構築、オペレーション支援システム導入実績により、豊富な技術とノウハウを蓄積して参りました。これらの経験を通じて培った業務知見・コンサルティング能力とシステム構築力を最大限発揮し、通信会社の収益向上とコスト削減、グローバルスタンダード化の支援をして参ります。

なお、本ソリューションは国内の大手通信事業者向けに既に導入実績を有しており、テレコムソリューション事業部の成長戦略の要として、積極的な展開を図ります。本システム関連の売上で、3年後に10億円を目標としています。

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