新日鉄ソリューションズは、クラウド上の全社システム開発基盤 NSSDCクラウドの本格利用を開始致しました

新日鉄ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)は、全社システム開発・テスト環境「NSSDCクラウド」を、クラウド・コンピューティング ITインフラサービス absonne/アブソンヌ(以下、absonne)上に新たに構築し、4月より本格利用開始いたしました。

企業におけるTCO削減ニーズの高まり、企業システムの「所有から利用」へのトレンドなど、クラウド・コンピューティングに対する顧客企業の期待は急速に高まっています。当社はこれまでITインフラ面を中心に事業展開を進め、IaaSサービスである「absonne」を2007年から提供してまいりました。加えて、4月1日に副社長をセンター長とする『クラウドサービスビジネス推進センター』を設置し、全社を挙げてクラウド時代のサービスインテグレータとして活動を強化しております。
一方、システム開発においては、複雑・高度化するプロジェクトに対応するため、品質や開発生産性の向上を目指し、2008年4月にソフトウェア開発センター(以下NSSDC)を設立しました。NSSDCでは開発プロセスや成果物・プロセス管理ツール群の標準化を行い次世代開発環境基盤として、本年3月末で200案件5,000人が利用しております。

NSSDCクラウドでは、この次世代開発環境基盤によるプロセス管理に加えて、absonne上に標準化されたアプリケーションアーキテクチャにもとづく、Java言語、.NET言語対応の当社製開発フレームワークを搭載致しました。これにより、システム開発・テスト環境をクラウドサービスとして提供し、従来の次世代開発環境基盤で実現しているプロセス管理と併せることで、アプリケーション開発における品質・生産性の向上が可能となります。
NSSDCクラウドは、設計からテストまで一連の開発工程を司る環境と、それに伴う開発支援とを一体でサービス化するもので、全国に展開する当社関連会社への提供に加え、オフショア先でも活用し高品質で効率の良い開発を広く進めていきます。NSSDCクラウドにより開発したお客様のシステムをシームレスにabsonne上でのクラウドサービスとしてそのまま提供可能です。

4月10日時点で、新たに6プロジェクトがNSSDCクラウド上で開発を進めており、現在40プロジェクトをNSSDCクラウド利用対象プロジェクトとして検討しております。今後、新日鉄ソリューションズが受託するシステム開発については、NSSDCクラウド上での開発が主力となるよう進めてまいります。

今後、新日鉄ソリューションズは『クラウドサービスビジネス推進センター』を中心としてITインフラ領域から業務APまでの一貫した事業戦略のもとでクラウド技術を活用したビジネスを推進・強化してまいります。

以上