国際会計基準(IFRS)対応支援ビジネスの取り組みについて

新日鉄ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)は、顧客の国際会計基準(IFRS)への対応をサポートするため、IFRS対応支援ビジネスへの取り組みを強化し、4月1日付けで『IFRSソリューション推進センター』を設立し、『IFRS対応診断サービス』の提供を開始いたします。

2009年6月に出された企業会計審議会「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」では、現在行われているコンバージェンス継続への必要性が述べられているとともに、IFRS全面適用(アダプション)に方針が転換しています。同報告では2010年3月期決算からのIFRS任意適用を認めるとともに、2012年に強制適用を判断する場合には、2015年または2016年に適用開始としています。各企業はIFRS適用に向け、検討を開始していますが、その影響は、会計にとどまらず、業務処理プロセスの変更やシステム面での対応まで広範囲に及びます。

現時点において検討が必要となる影響範囲の把握、財務数値への影響、業務処理プロセスへの影響、システム化構想、ロードマップ立案等をサポートするため、『IFRS対応診断サービス』の提供を開始いたします。本診断サービスは、金融商品や固定資産など影響が大きいとされる分野において、経営・業務・システムに渡る多面的な対応を行うことを特長としています。例えば、金融商品については、計算手法や資産の分類等が異なる様々なケースを想定した影響額を算出いたします。

今後の顧客企業のIFRS対応時におけるシステム構築にあたっては、業務全般の流れに従って、データ収集やマスターの統合から財務諸表の開示まで一貫したサポートを行っていきます。同時に、適切な基準解釈や運用定着のために監査法人やコンサルティング会社との協業を行います。また、IFRS関連パッケージベンダーとのアライアンスをベースに、日本企業に必要とされる日本独特の商品や会計業務にきめ細かく対応を行います。

新日鉄ソリューションズは、会計システムの構築に多数の実績があり、また、金融商品会計(時価開示対応)については、自社パッケージ(BancMeasure)の提供を中心として30社以上の実績を保有しています。

新日鉄ソリューションズは本診断サービスで、20社以上の受注を目指します。

新日鉄ソリューションズは、今後、変化・発展するIFRSの内容を的確にフォローしながら、各企業のIFRSへの効果的な対応を実現する、ユーザー視点に立った最適なソリューションを提供し、構想段階からシステム構築、運用まで全ライフサイクルにわたるサポートを推進してまいります。

以上