新日鉄ソリューションズはKinaxis社と提携、「RapidResponse」を活用した協調型グローバルPSI調整ソリューションを提供開始

新日鉄ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)は、本年2月よりカナダKinaxis社(キナクシス社、本社カナダ・オンタリオ州)が開発した次世代型PSIソリューションである「RapidResponse」を活用した、協調型グローバルPSI調整ソリューションの提供を開始します。

市場・生産拠点・調達先のグローバル化に伴い、製造業のサプライチェーン構造は従来にも増して、拡大かつ複雑化し、また製品ライフサイクルも益々短くなっています。このような環境下、販売・製造拠点でのPSI(生産、販売、在庫)調整におけるゴー/ストップの判断を的確に行わないと、大量の在庫保有や、販売機会の損失を招くことになります。

しかしながら、従来の計画系SCMシステムは、システム間をバケツリレー形式で連携したのち、大量のデータを一括で計画し最適解を求めるというバッチ型の方式が多く、依然として需要や生産の変動に対し最終的な調整完了までに数週間程度のリードタイムを要しており、PSI調整業務のスピードと意思決定プロセスに大きな課題を残しているのが現状です。

このような課題に対し、新日鉄ソリューションズはKinaxis社と提携し、入力~計画~シミュレーション~共有~調整~判断といった一連のPSI調整業務プロセスをシームレスに連携させ、需要および生産変動時に迅速かつ的確な調整オペレーションの判断を下すことを可能にする、協調型のPSI調整ソリューションの提供を開始します。

新日鉄ソリューションズは、これまでも100社を超える製造業向け基幹・SCMシステム導入を行って参りました。本サービスでは、これらの経験を通じて培った豊富な業務知見・コンサルティング能力とシステム構築力を最大限発揮し、極めて短期間でのPSI調整システムの導入支援と、継続的な改良を推進します。

本ソリューション関連の売上合計は、初年度3億円、3年後に10億円を目標としています。

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