国際的データマイニング競技会で当社子会社が世界第二位を獲得

当社の100%子会社 株式会社金融エンジニアリング・グループ(以下:FEG)がデータマイニングの競技会であるKDDCupにおいて第二位となりました。本競技会では一位から三位までが入賞となりますが、国内の企業で入賞したのはFEGが初めてです。なおFEGは2000年に第四位を獲得した実績があります。
 ※国内の企業:日本に本社または拠点を置く企業

KDDCup(Knowledge Discovery and Data Mining Cup)は、コンピューターサイエンス分野の学会であり、100カ国以上、9万2千人の会員規模を誇るACM(the Association for Computing Machinery 本部米国)の分科会であるSIGKDD(Special Interest Group on Knowledge Discovery and Data Mining)が毎年開催する競技会であり、この分野で最も古く権威ある競技会のひとつです。

1997年に第1回が開催されて以来、主催者(SIGKDD)が提示する様々な課題(「ウェブマイニングによるマーケティング」、「テキストマイニングによる論文の分類」、「バイオデータの分析」、「医学データの分析による病気の予測」など)に対し、世界中の大学や企業、研究機関が参加して、モデル精度の高さを競っています。

今年の課題は、従来より注目されてきた分野の一つであり、世界各国の電話会社が取り組んでいる「携帯電話に関するチャーニング(乗り換え)、クロスセル、アップセルの予測モデルを構築する」というCRMマーケティングに関する内容でした。
FEGは、「モデル構築期間:1ヶ月(SlowTrack)」という競技部門で、453の参加チームの中で第二位を獲得しました。
 参考:「SlowTrack」における今回の受賞者
    一位 メルボルン大学
    二位 FEG
    三位 国立台湾大学


FEGは世界トップレベルのデータマイニング技術を活かし、金融分野を中心に調査、分析、コンサルティングといったサービスを提供しております。当社はFEGとの連携の下、これらの技術を活用してお客様の競争優位を支える情報システムの提案を行っていきます。

以上