日本オラクル株式会社とアプリケーション基盤の統合や仮想化の先端的検証を行うコンピテンス・センターを共同設立

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)と、日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は共同で、アプリケーション・サーバー製品「Oracle WebLogic Server」を中核とするアプリケーション基盤における先端技術の検証と顧客適用を推進するコンピテンス・センター『NS Solutions & Oracle WebLogic Competence Center』を設立いたします。

『NS Solutions & Oracle WebLogic Competence Center』 では、開発工期短縮および最適化されたインフラの構築を目的に、米国オラクル・コーポレーションのエンジニアとも連携しながら、両社のエンジニアにより蓄積される高付加価値技術ノウハウをベースとして、コンサルティング、設計の段階から、実際の構築、運用保守までワンストップで提供します。
新日鉄ソリューションズは、グループで2000名を越えるJavaエンジニアを有し、数多くのミッションクリティカルシステムを構築してまいりました。2005年に、新日鉄ソリューションズと日本オラクルは『Oracle Application Server 10g Solution Center』を共同設立し、多くの検証、構築経験を積み重ねてまいりました。両社はここで培われたノウハウを活かし、システム性能、拡張性、可用性、運用管理性のさらなる向上を追及していきます。『NS Solutions & Oracle WebLogic Competence Center』では、「Oracle WebLogic Server」と「Oracle Fusion Middleware」の統合が進む中で、最新かつ最先端機能をいち早く評価・検証し、最適なサービスをお客様へ提供してまいります。

『NS Solutions & Oracle WebLogic Competence Center』は以下のサービスをご提供します。

[1] 最適化コンサルティング・サービス(個別見積)
インメモリ・データグリッド基盤「Oracle Coherence」、統合運用管理ツール「Oracle Enterprise Manager」、仮想化ソフトウェア「Oracle VM」等と組み合わせた統合アプリケーション性能・可用性の最大化、将来に向けた拡張性の確保、運用管理性の向上、IT投資の効率化を実現するためのサービスです。
また、既存環境との共存なども視野に入れお客様のメリットを最大化いたします。

[2] PoC(Proof Of Concept)サービス(1週間程度/100万円~):
実際の顧客アプリケーションに基づいた性能検証を行い、サイジングやキャパシティプラニングを実施するサービスです。

[3] 性能チューニング・サービス(2週間程度/200万円~)
ミドルウェアとデータベースのトータル評価によるチューニングに加えて、公式ベンチマークで高いパフォーマンスを誇る高速JVM「JRockit」および「JRockit Real Time」を活用した性能最適化を行うサービスです。

[4] マイグレーション・サービス(個別見積)
既存のアプリケーション・サーバー環境を評価し、「Oracle WebLogic Server」への移行に際してのコンサルティングから、実際のマイグレーションまでを行うサービス

また、新日鉄ソリューションズが次世代工法「NSFLEASY」(エヌエスフリージー)として推進している企業システムへのSOA適用においても、「Oracle WebLogic Server」での実装展開により、サービス拡大していきます。
『NS Solutions & Oracle WebLogic Competence Center』 で提供されるソリューション・サービスの、新日鉄ソリューションズにおける売上は初年度5億円、3年後には10億円を目標としています。
また、両社は今後、コンピテンス・センターで得られた検証結果についての技術情報や、各種販売推進のためマーケティング活動などを共同で行っていく予定です。

以上