ワイズマンが医療・福祉・介護向けASPサービスに当社ユーティリティサービス「absonne(アブソンヌ)」を採用

~大型クラウド・コンピューティングITインフラ案件を初受注~

新日鉄ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)は、株式会社ワイズマン(本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:南舘伸和、以下 ワイズマン)の第4次ASPサービスを、新日鉄ソリューションズのユーティリティサービスabsonneにて構築し、稼動することでワイズマンと合意いたしました。 本ASPサービスは、数百台のサーバ、数十テラバイトに及ぶ大規模・ミッションクリティカルなシステムであり、商用クラウド・コンピューティングITインフラの内、既発表のものとしては日本最大規模の案件となります。(本日現在)

新日鉄ソリューションズは、自社内に設立したグリッド・ユーティリティ・コンピューティングの検証施設 NS Solutions Grid/Utility Computing Center(NSGUC)を利用し、2005年12月から高性能・高機能で信頼性の高いユーティリティ・データセンターサービスの実用化に向けて様々な検証を行ってきました。これらの検証で得られた知見を生かし、データセンター上に大規模グリッド環境を構築、統合ユーティリティ・データセンター・サービス"absonne"(アブソンヌ advanced business space on network)の顧客企業に対する提供を2007年10月から開始していました。

ワイズマンは、介護・福祉事業者向け業務システムの分野で市場シェアトップを誇る企業であり同社の使いやすいユーザ・インタフェースと、自社提供による手厚いサポートは、利用者から高い評価を得ています。また、いち早く当該業務システムのASP化を実現し、頻繁に発生する法改正対応、毎日実施するデータのバックアップなどのエンドユーザにおける保守・運用作業を軽減させてきました。
一方、従来ワイズマンではこれらのASPサービスを構築するにあたり、システム増設毎に多額の投資を行っていました。更に、ビジネスの成長に伴うシステム拡張の都度、予算獲得、再構築などの費用と時間がかかるという問題がありました。 新日鉄ソリューションズは、これらの問題を解決すべく、第4次ASPサービスの全体像の策定段階から、IT資産の保有が不要でシステムの拡張性と確実な運用を担保するabsonneの提案を行い、この度ワイズマンのITパートナーとして選定されました。

ワイズマンは、今後想定される本システムの増強に際し、コストやサービス品質の向上を通じ更なる競争力強化を目指しています。新日鉄ソリューションズは、absonneの提供を通じワイズマンのビジネスの成長をシステム面で積極的に支援していきます。さらに新日鉄ソリューションズは、これから普及が想定されるクラウド・コンピューティングITインフラの特長を生かし、各業種企業を対象に、本サービスの普及に努めてまいります。

以上