<参考資料>新日鉄ソリューションズがMisys社の金融商品約定確認サービスの販売権を取得

新日鉄ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下新日鉄ソリューションズ)は、Misys Plc社(本社:英国、CEO,:Mike Lawrie、FTSE:MSY.L)が提供する、金融取引における約定確認サービスの日本における販売権を本年8月に取得しました。

新日鉄ソリューションズは、企業および銀行間における資金、為替、デリバティブなどの金融商品の相対取引の約定確認に使用されているソリューションである Misys Confirmation Matching Service(Misys CMS) の販売活動を日本において9月から開始しています。
本ソリューションは、金融商品取引後の事務処理効率化を求める日本の金融機関、カストディアン、および事業法人にとって非常に価値の高いものです。ポスト・トレード・プロセスに係るコストは、取引1件あたりのトランザクションコスト全体の約25%~50%を占めていると想定されており、Misys CMSはこのコストを低減させることに寄与します。また、本ソリューションは世界中で広く利用されているサービスであり、将来の資金、為替、デリバティブ取引量の増加に対し、事務処理の自動化、コスト削減に貢献します。
取引後の電話による約定確認、その後の契約書の郵便による受渡といった煩雑な業務の削減、それに伴うオペレーショナルリスク、およびコスト削減をMisys CMSは実現します。また、本サービスを使用していただくにあたり、初期投資の必要性がないばかりか、約定確認システムのマルチポータルとしての優位性を有しています。

Misys CMSは、アプリケーション・サービス・プロパイダ(ASP)形式で提供されるサービスであり、ユーザ企業によるサーバ購入やシステム開発が必要ありません。このため、一般事業法人のような小規模ユーザもインターネットに接続できる環境があれば、月額基本料数万円に加え、取引件数に応じた従量制の利用料の支払いのみで簡単に利用できます。顧客数は全世界で800社以上に上り、日本では、金融機関25社、また事業法人およびアッセト・マネジメント会社25社を含め、約50社に利用されています。

新日鉄ソリューションズは、Misys社が開発したデリバティブ取引管理システム(TSSummit)のソリューションを提供しており、日本においては23社に導入実績がありますが、コンファメーション・マッチング・システムのようなバックエンド業務をサポートするシステム提供と合わせて、総合的なフロント業務からバック業務までのSTPを提供できる体制を構築し、顧客金融機関、企業の金融取引に関する事務処理コストおよびリスクの低減のためのソリューションを総合的に提案して行きます。

なお、本ソリューションの顧客数は年10社増、3年後に合計80社を目標としています。

以上