仮想化技術を用いたITインフラ最適化ソリューションを共同で提供開始

~インフラ統合によるコスト削減、運用効率化、迅速な変化対応を実現~
新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)、日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下 日本オラクル)、デル株式会社(本社:神奈川県川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット、以下 デル)の3社は、ITコスト削減、運用効率の向上、変化への対応力強化 等の顧客課題を解決するため、仮想化技術を用いたITインフラ最適化ソリューションを本年6月2日より共同で提供開始します。

多くの企業では、長年に亘り部分最適でシステムを導入し続けた結果、サーバの台数が増加し、(1)ITの総保有コスト(TCO)の増大(2)運用効率の悪化(3)環境変化に対し柔軟・迅速な対応力の不足等の課題を抱えています。その中で仮想化技術は、ハードの制約なく柔軟なリソース分割・統合を可能とすること、サポート切れのハードやOS上で稼動するレガシー資産を、容易に最新のハードへと移行可能なこと故にこれらの顧客課題を解決する技術として非常に注目されています。
しかしながら、オープンシステムにおいては現状サーバやストレージのみの部分的な仮想化に留まっています。また、データベースやミドルウェア迄を仮想化の範囲とするとベンダーの動作保証が受けられず障害発生時の負荷やリスクが高くなるため、開発環境や検証環境での利用に留まっていました。
今回、新日鉄ソリューションズ、日本オラクル、デルの3社は、サーバ仮想化製品「Oracle VM」を軸に、サーバ・ストレージに加え、データベース、ミドルウェアも含むITインフラ全体を仮想化の対象としたITインフラ最適化ソリューションを顧客に提供します。第一弾として、ベンダーによる動作保証を受けた構成による実証済みソリューションパッケージ(2,000万円~)を開発・検証環境向けに提供すると共に、顧客ニーズに応じて、既存環境のアセスメントサービス(300万円~)や、POC(Proof Of Concept)サービス(100万円~)、エンジニアリングサービス等も提供していきます。更に本年中には、本番環境適用可能なソリューションパッケージのリリースを予定しています。障害時の切り分け、ベンダーエスカレーションについても、新日鉄ソリューションズが一次窓口となるため、ユーザーはより安心して導入することができ、運用面の負荷・リスクは大幅に軽減されます。

今回提供されるITインフラ最適化ソリューションの特長は以下の通りです。
(1) ITインフラ全体を対象としたワンストップサポート
新日鉄ソリューションズが、ITインフラ全体(サーバ・ストレージ、データベース、仮想化ソフトウェアを含むミドルウェア全体)に対し、コンサルティングから設計、構築、運用設計、保守、ベンダーエスカレーションにいたるまで、システムライフサイクル全般をワンストップでサポートします。
(2) ベンダー認証済み且つ実証済み・構成で仮想化環境の早期導入を実現
新日鉄ソリューションズ独自の仮想化技術検証センター『NS Solutions Virtualization Technology Center(NSVTC)』において、ベンダー認証の製品群・構成を対象に実運用を意識した検証を行うため、顧客は安心して仮想化環境を早期に導入することができます。
(3) 高いコストパフォーマンス
無償で高い性能を持つサーバ仮想化製品「Oracle VM」、仮想化に最適化されたデル製サーバ・ストレージ、新日鉄ソリューションズの仮想化技術検証センター(NSVTC)にて蓄積された運用設計を含むベストプラクティスを活用することで、仮想化のメリットをいち早く、手軽に享受す
ることができます。そのため、ITインフラ全体のライフサイクルトータルで高いコストパフォーマンスを得ることができます。

尚、本ソリューション関連の売上合計は、初年度5億円、3年間後に20億円を目標としていま す。

以上