<参考資料>日中間の部品・半製品の物流管理プラットフォームを開発

~今後は各種製造業向けにも提供開始~

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川二丁目20番15号、代表取締役社長 鈴木 繁、以下新日鉄ソリューションズ)は、日本電気株式会社様の協力を得て、日中間における部品・半製品の物流を管理するためのシステムプラットフォームを開発し、3月1日より中国に製造拠点を持つ各種製造業のお客様に対して提供してまいります。
近年、日本企業の製造拠点のグローバル展開に伴い、中国を始めとした海外製造拠点と日本との間を結ぶ物流システムの構築ニーズが急速に高まっております。このような中、新日鉄ソリューションズが提供していく物流管理プラットフォームは、以下のように日中間の各種ビジネス施策に対応し、部品供給リードタイム短縮(30%~60%)、在庫ミニマム化(30%~50%)、システム化による大量の部品供給における人的ミスの回避(ミス発生率を10%~20%)を図ることが可能です。

1. 部品特性に応じた調達形態の実現
 →製造拠点の部品需要の集約と集中発注のサポート

2. 中国保税区活用
 →マニュアル作業となっている現状の輸出入処理のシステム対応

3. ビジネス拡大に耐えうるインフラの整備
 →将来的なスコープ拡大・ビジネスボリューム増加を見越したインフラの整備

4. 部品供給拠点でのストックオペレーション
 →最適レベルでの在庫保持と納入指示による製造拠点への納品

5. 資産移転と債権債務計上の同期実現
 →複数拠点・複数法人に跨る出荷・会計プロセスを統合化された仕組みでコントロールし、資産の正確な把握と債権債務一致を実現

6. 商流変更への柔軟、迅速な対応実現
 →商流変更の際に、関係拠点のシステム改修なしで、柔軟且つ迅速にビジネス開始

7. 部品・半製品情報(受発注情報・在庫情報)の一元管理
 →導入対象拠点における、部品・半製品単位での拠点横断的な状況の可視化

なお、この物流管理プラットフォームは、すでに昨年10月中旬よりソニー株式会社へ提供を開始しており、ソニーグループのデジタルイメージングビジネスにかかわる事業所や物流拠点に導入されました。通関など中国の諸法制度にも対応した本プラットフォームを導入した結果、発注から製品出荷までのリードタイムが、中国保税区の特徴を活かしたソニーの物流オペレーション構築や業務改革などとあわせて47日から18日に短縮されました。
新日鉄ソリューションズでは、当該プラットフォームを、3年後には各種製造業のお客様に対して10数社50億円売り上げる予定です。
【物流管理プラットフォーム(システム)概要については別紙をご参照下さい。】

以上