新日鉄ソリューションズは、レガシー資産を高ROIかつ高い柔軟性の新しいITプラットフォームへ移行させる「システムトランスフォーメーション」に取り組んできており、製鉄システムの刷新を含め、基幹システムの構築・運用・保守、ならびに、レガシーシステムのリエンジニアリングにおいて、豊富な実プロジェクト経験を持ちます。これらの経験を生かし、新日鉄ソリューションズでは、レガシーシステムからSOAへのトランスフォーメーションを推進する新規ソリューションメニューの開発を行なってきています。
日本アイオナのArtixは、Webサービス、JMS(Java Messaging Service)、WebSphereMQ、CORBAといった標準技術を用いることで、柔軟なシステム連携を実現します。Artixは、同社製品Orbixでの10年以上のミッション・クリティカルなシステムのインテグレーションの実績をベースに開発されました。なお、Orbixは、世界で4000以上の導入例のあるCORBA、分散コンポーネント開発分野におけるデファクトスタンダード製品です。
レガシー基幹システムSOAトランスフォーメーションでは、マルチプロトコルをサポートするESBを統一的なインターフェイス基盤に据えることで、異機種が混在する既設レガシーシステムに関しては、ラッピングによるWebサービス対応を可能にするほか、一連の業務機能括り毎に、ビッグバンではなく段階的に、システム機能をシームレスにSOAへトランスフォーメーションすることを可能にします。一方、新規システム開発に関しては、アプリケーション開発ドメイン毎に異なるプラットフォーム・技術をESBが連携することで多様なアプリケーション開発を可能にします。また、サービスや分散コンポーネントとして実装されるアプリケーションコードから、ESBによりインターフェイスハンドリング部分を分離することで、サービスあるいはアプリケーションコードの再利用性が向上します。
新日鉄ソリューションズと日本アイオナは、両社の技術力を活かして、本ソリューション推進を共同で行い、新日鉄ソリューションズは本件に関連するシステムインテグレーション事業において、今後3年間で100億円の売上を目指します。
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