技術者向け総合イベントで「おサイフケータイ」と「Edyカード」を活用した来場者管理システムを構築・運用

~2万名の来場者を対象にリアルタイムの来場者管理を実施~
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅 正明)と新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川二丁目20-15、代表取締役社長:鈴木 繁)は、日本オラクル主催の技術者向け総合イベント「Oracle 10g World」において、NTTドコモの「おサイフケータイ」と「Edyカード」を会場内入館証として利用するリアルタイムの来場者管理システムを構築し、運用を行います。
「Oracle 10g World」は2005年2月24日(木)、25日(金)に東京国際フォーラムにて開催し、2万名の来場者を見込んでいます。

 「Oracle 10g World」では、事前登録制で約50の技術講演が行われます。来場者が「おサイフケータイ」もしくは「Edyカード」を持参した場合は、総合受付で登録情報の移行後、会場内入館証として機能します。また、持参していない場合には総合受付にて会場内入館証としてオリジナルEdyカードを無料で配布します。
各講演会場の入口には、来場者が所有する「おサイフケータイ」もしくは「Edyカード」の登録情報読み取り機を設置しています。会場入口でこれらを読み取り機にかざすだけで、事前登録の有無を瞬時に確認することが出来るため、来場者管理が従来に比べてよりスムーズになります。また、参加者は各自が登録した技術講演内容をイベント会場内の設置された専用端末で確認することが可能であり、技術講演参加への利便性を高めます。加えて、会場内でポイント・ラリーを実施して「おサイフケータイ」もしくは「Edyカード」を所有する来場者全員に「Edyギフト」による120円分の電子マネー「Edy」をプレゼントすると共に、抽選で最高5万円分の電子マネー「Edy」をプレゼントするなど、本システムを活用した来場促進キャンペーンも実施します。
本システムにより、誰が、どの講演に参加しているのかをインターネットを介した来場者管理システムのセンターサーバーでリアルタイムに把握、管理出来ます。更に、これらの来場の記録データは、日本オラクルの顧客管理データベースに登録し、イベント終了後の参加者への適切な営業活動へとつながります。

 今回の来場者管理システムは、オラクルの最新データベース「Oracle Database 10g」と最新アプリケーション・サーバ「Oracle Application Server 10g」を基盤として構築しており、新日鉄ソリューションズと日本オラクルが共同で提供するITシステムの運用管理サービス「Oracle On Demand@NSSOL」の仕組みを活用します。本システムで発生する各講演の入退場に関するデータ処理はインターネットを介してデータセンターで集約・管理されます。また、システム障害の未然防止のため、ネットワーク・OS層、データベース層、アプリケーション層の各層の専門家がインターネット越しにそれぞれ分散した場所から運用・保守の監視を行い、安定したサービス提供を維持します。これにより、イベント会場内における来場者管理システムの構築・運用の費用を最低限に押さえ、大幅なコスト削減を実現します。また、インターネットとデータセンターの併用により、イベントの規模や会場所在地に依存しないサービス提供が可能です。

以上