Ａ＆Ｉシステムが堅牢で安価なディザスター・リカバリー事業を開始

エー・アンド・アイ システム株式会社(社長：岡良貴、本社：東京都中央区、以下A&I)は、昨今の、お客様の処理するデータ量の伸びに伴う災害対策ニーズに対応するため、自社のIDC*1（インターネット・データセンター、保有者：A&I、所在地：福島県喜多方市）において、堅牢で安価なディザスター・リカバリー・サービスを開始します。本サービスは、お客様サイトに設置する追加ストレージのデータを、A&IのIDCに設置したストレージにお預かりするもので、「ディザスター・リカバリー・サービスパック」という名称で販売します。

本サービスの特徴はリモートレプリケーション技術*2を採用することで安価な回線を選択可能にしたこと、およびIDC側設備の共用化で設備コストを低減したことにより、安価にサービスを提供できることです。また、お客様サイトにストレージを提供しますので、ストレージ統合ソリューションとしても利用可能です。本サービスは日本アイ・ビー・エム株式会社(社長：大歳卓麻、本社：東京都港区、以下日本IBM)と新日鉄ソリューションズ株式会社(社長：棚橋康郎、本社：東京都中央区、以下新日鉄ソリューションズ)の企画段階からの協力により実現したものであり、各社のサービスメニューのひとつとして販売いたします。

A&Iは、従来の業務システムお預かりサービスに加え、「ディザスター・リカバリー・サービスパック」を新たにメニュー化することにより、IDCの高付加価値化を目指し、また、本サービスの販売を通じて災害対策用サーバーなどの機器をお預かりすることで、IDC活用度向上を図ります。

日本IBMは、これまで主に金融業界のお客様を対象としたビジネス・リカバリー・サービス事業を行ってきました。今回の事業は、主としてオープンなシステム環境のお客様向けに業種業界や企業規模を問わず、より安価でかつ効果的なディザスター・リカバリー・サービスパックを販売メニューに加え、提供ソリューションの選択肢を拡大するものです。また、ストレージ製品を中心としたインフラの提供、技術支援を行います。

新日鉄ソリューションズは、統合ストレージソリューションとして、ストレージ統合、バックアップソリューション、バーチャリゼーション、ディザスター・リカバリーをフォーカスしております。今回は、IPベースのリモートレプリケーション等を実現するストレージソリューションの技術支援を行い、また、ストレージビジネスの拡大を図るため、「ディザスター・リカバリー・サービスパック」の販売を行います。

「ディザスター・リカバリー・サービスパック」の価格は、お客様側500GB、IDC側500GB×2（ミラーリング）の合計1,500GB(スタンダードタイプ)で月額400万円から、また、お客様サイトとIDCサイトの合計300GB(ライトタイプ)で月額130万円から販売を行います。

＊１：日本IBMがIDCとして設計・施工を行った国内第一級のインターネット・データセンター。福島県は、地震保険料率が最も低い１等地と評価されています。
（出所：損害保険料算出機構「地震保険基準料のあらまし」）
＊２：リモートレプリケーション技術は、追加および変更が生じたデータだけを転送することにより、回線負荷を抑え、全データ複製に比べて安価な回線でデータ複製を実現する技術です。

以上