新日鉄ソリューションズがネットワーク資源全体のセキュリティ保全ソリューションを提供

~セキュリティ統合ソリューションの一環として~

新日鉄ソリューションズ株式会社(NS Solutions)(本社:東京都中央区新川二丁目20-15、代表取締役社長:棚橋康郎)は、トリップワイヤ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町3丁目28、代表取締役社長:北原真之)と販売パートナー契約を締結の上、ネットワーク資源全体のセキュリティ保全ソリューションの提供を開始してネットワークセキュリティ事業の強化を図ります。

ブロードバンドネットワークの普及に伴う、ハッカー、クラッカーなどの外部からの不正アクセスによるインターネット犯罪の増加に対応し、企業や官公庁はファイアウォールの構築をはじめとしたセキュリティ対策を既に実施しています。一方、最近では外部からの侵入はもとより企業・組織内ユーザの不正アクセスによる情報の改竄や、機密情報の漏洩が急増し、社内アクセス管理も含めた、ネットワーク資源そのもの(サーバ機器、ネットワーク機器、DB、アプリケーションファイルなど)のセキュリティ対策の必要性が急速に高まって来ました。

従来、新日鉄ソリューションズはファイアウォール製品の業界標準品であるCheck Point社のFireWall-1製品の日本における取扱高第一位の代理店として数百社の顧客に対してセキュリティソリューションを提供してきました。今後、このFireWall-1製品を核とした豊富な構築実績をもとに、ファイアウォールやIDS(侵入検知システム)といった局所的なセキュリティ対策はもとより、様々なネットワーク機器やDBサーバーから構成されるミッションクリティカルなネットワーク資源全体に対し、セキュリティポリシー策定、セキュリティシステムの構築、そしてセキュリティ強度を継続的に維持するための運用支援まで、一貫してサポートする「セキュリティ統合ソリューション」を提供していきます。

「セキュリティ統合ソリューション」のメニューは順次拡充して行く予定ですが、まずはその第一弾としてサーバー及びデータに対する改竄検知システム「Tripwire」を核としたネットワーク資源全体のセキュリティ保全ソリューシュンを積極的に推進していきます。「Tripwire」はサーバーなどにあるデータの完全性を安全な状態のときに検証しておき、何らかの変更が行われた場合に管理者に対して通知を行なうシステムです。

当ソリューシュンを導入することにより、従来のネットワークへの侵入防御対策に加え、企業内外からのデータ改竄対策まで可能となり、セキュリティレベルを更に強固にすることができます。新日鉄ソリューションズは、本年6月にトリップワイヤ社より発表された「Tripwire for Servers Check Point Edition」の評価検証及び機能強化をトリップワイヤ社と共同で行ない、本年9月よりCheck Point製品顧客をターゲットにしたTripwire製品の販売を行ないます。より強固なセキュリティ機能の堅牢性を必要とする金融、官公庁やISP(Internet Service Provider)、IDC(Internet Data Center)を運営するテレコム事業者に対しFireWall-1リセラーと共に積極的な販売活動を行ない、2年後に10億円の売上を見込んでいます。
 

以上