新日鉄ソリューションズの分散系バンキング業務パッケージが住友信託銀行に採用

新日鉄ソリューションズ株式会社(代表取締役社長:棚橋康郎、本社:東京都中央区新川二丁目20-15、以下新日鉄ソリューションズ)の分散系バンキング業務パッケージ「e-Fine」が住友信託銀行株式会社(取締役社長:高橋温、本店:大阪府大阪市中央区北浜四丁目5-33、以下住友信託銀行)の「新ローンシステム」として採用されることが決定しました。新システムの稼動時期は、2002年(平成14年)中を予定しています。

住友信託銀行は、新サービス付加ニーズの高い個人ローン(住宅、事業性、消費性ローン)業務の新規システム化に当たり、金利、期間等、ローン商品設定に必要な様々な諸条件をパラメータ化し、新商品・サービスリリースの早期化が可能となる「e-Fine」を採用しました。

これにより、既存勘定系での対応に比べ、多様化する顧客ニーズへの早期対応、よりスピディーな新商品・サービス展開、維持・メンテナンスコストの大幅な低減が図れるとともに事務フロー合理化の観点より、顧客融資相談・審査から融資実行にいたるまでの一連の事務効率化と必要書類等の未決管理を可能にしたシステムとなる予定です。 また、今回のシステムは既存勘定系システムとの連携を図り、最大限既存資産の活用を図ったシステム構成ともなっております。

新日鉄ソリューションズの「e-Fine」はUNIXベースの分散系システムで勘定系業務を実現し、顧客ニーズの変化に対して即時に対応ができる柔軟なシステム構築を実現する新しいコンセプトのバンキング業務パッケージです。 従来の商品・科目別オンラインによるシステムから、機能別モジュール化とパラメータ設定方式での構造化がなされ、これにより金融商品・金融サービスに対する素早いシステム対応が可能となります。また、勘定系・情報系統合データベースによる顧客管理の実現等、新コンセプトでの顧客満足度の高い効率経営を実現する次世代戦略バンキング・システム・ソリューションです。既存勘定系システムとの連携を図り、新商品・サービス提供といった機動的対応を可能とする柔軟な(サブ・バンキング)システム構築にもご利用いただけます。

「e-Fine」は韓国IMS System社開発のバンキング・パッケージ「Newton」をベースに日本化対応を実現した製品であり、韓国では既に全北銀行、情報通信部・逓信金融(韓国郵便貯金に相当)、相互信用金庫連合会等で導入・稼動実績があります。

なお、フルバンキング機能を搭載した「e-Fine」のパッケージ標準価格(顧客数150万~)は8億円~であり、今後3年間で6~10セットを販売目標としております。

以上