ブロードバンド時代を迎え、Webでの動画などリッチ・コンテンツの活用やe-ラーニング(遠隔学習)等が進むことにより、企業が蓄積している情報は従来のテキスト・データだけでなく、画像、音声、動画など多様化しており、データ量も飛躍的に増加しています。(*1)
また、ブロードバンド対応のB to B、B to B to C(*2)の新たなビジネスモデルも創出され始めていますが、このような企業にとっては、さまざまな形式のコンテンツをデジタル化、データベース化して一元管理することは必須となっています。
今回の協業は、IBMのECM構築ソフトウェア製品「IBM Content Manager」(*3)を活用し、新日鉄ソリューションズが保有するブロードバンド対応のECMシステム構築技術および同社システム研究開発センターの保有するシステムの評価検証能力、さらにIMAGICAシステムランドの画像処理をはじめとしたマルチメディア技術やJavaを用いたシステム構築技術を融合して、お客様にお届けするものです。
3社の協業により、企業が財務諸表、e-メール、音声、画像など、あらゆる形態の企業情報のコンテンツ管理(素材のデジタル化・データベース化)をベースとしたブロードバンド対応のシステムを導入する際に、コンサルティングから開発、保守、運用まで、お客様のビジネス・モデルに最適なソリューションをワンストップで提供できます。3社が緊密に連携することによる一元的な体制を通じて、企業は迅速かつ効率的にシステムの構築を実現できます。また、当システムを導入することで、企業は中核となるビジネス・プロセスにデジタル・コンテンツを容易に結び付けることが可能となります。
3社は、ブロードバンド対応のコンテンツ配信を進める通信・メディア企業はじめ、Webによる多様な情報活用を進める幅広い業種の企業に対してソリューションを提供していきます。
--------------------------------------------------------------------------------
(*1)
●UC Berkeley researchの調査によると、過去30年間に作成された量を上回る情報を今後3年の間に作成されるとしています。
●メタ・グループによると、世界の企業コンテンツ管理市場は、2004年までに100億ドルを超えると予測されています。
(*2)
B to B:企業間の意味
B to B to C:コンテンツ事業者とプラットフォーム事業者(キャリアやプロバイダーなど)と一般消費者の意味
(*3)
「IBM Content Manager」について:
コンテンツ管理のソフトウェア製品「IBM Content Manager」は、検索のスピードとデータ格納容量を含む能力、レポート配信機能、および多様な形式のコンテンツへの幅広いアクセスの提供を特長としています。お客様はデータの格納場所やデータの形式を意識することなく、重要な情報を、格納、検索、解析することができます。
以上