新日鉄ソリューションズと日本オラクルが JTBの連結経営管理システムを納入

-グループ会社の会計データを連結し、戦略的経営をスピーディに実現-
新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川2―20―15 代表取締役社長:棚橋 康郎)及び日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅 正明)は、 旅行業界最大手の株式会社ジェイティービー(本社:東京都品川区東品川2-3-11JTBビル、代表取締役社長:舩山 龍二 以下、JTB)の連結経営管理システムの一部を納入しました。同システムは5月より稼動します。

JTBのグループ会社158社では、これまでそれぞれ独自の会計システムを持っており、連結のために表計算ソフトの規定フォーマットに入力し直した後、電子メールで本社に送信、本社側でこれを合算していました。これを「Oracle E-Business Suite」を利用した連結経営管理システムに置き換えることにより、Webベースでの集計を可能とし、集計業務を軽減することで迅速な連結経営管理を実現します。

JTBでは第一フェーズとして、「Oracle E-Business Suite」の一般会計と管理会計モジュールを使ったシステムを5月より稼動します。このシステムでは、一般会計モジュールにJTBグループ158社の管理会計データを取り込みグループ管理連結を行います。さらに、グループ会社及びJTB本体の会計データを多次元データベースの「OLAPサーバ」に取り込み、多次元分析ツール「Oracle Financial Analyzer」を利用してさまざまな角度から経営情報分析を行い、タイムリーな戦略的グループ経営を実現します。

JTBでは今後の展開として、JTBグループ各社の経理システムを「Oracle E-Business Suite」を利用して会計を統合し、標準化を行って行きます。

システムの導入に際しては、新日鉄ソリューションズのパッケージである「SRIM(Standard Rapid Implementation Model)」を採用することによってカスタマイズを最小限に押さえ、短期稼動を実現しました。また、「Oracle E-Business Suite」の100%インターネット対応、フレックス・フィールド、オープン・インターフェース等の拡張性、柔軟性、他システムとの親和性などの特徴が高く評価されました。

新日鉄ソリューションズは、Oracle Applicationsの日本導入当初より会計分野での日本化対応や短期導入ソリューション「SRIM」の開発、手形管理システムのCAI化等独自のソリューションを提供し、ユーザー数700超の大規模案件の1年未満での導入、ASP環境の5週間での構築など豊富な実績を持っています。お客様の厳しい要件をクリアしご要望に応えうる導入技術・プロジェクト推進力を高くご評価いただいています。

日本オラクルでは、全世界で8,600社以上、国内でも270社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたE-Businessソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との提携強化を通じ、販売およびサポートの体制も積極的に強化しています。

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