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若手中心の現場作業をリモート支援 化学プラントの保安防災をレベルアップ

株式会社カネカ

プロジェクト概要

背景

カネカの高砂工業所では、化学プラントの保安業務に従事する現場作業員の若年化が進んでおり、保安防災と業務品質維持の両面で現場作業員をトータルサポートするための仕組みづくりが求められていた。

ソリューション

化成製造部は、各種のウェアラブルデバイスにより安全確保とリモート作業支援機能を1つのパッケージで提供する「安全見守りくん」の導入を決めた。ソリューションの導入実績が豊富である点も評価された。

成果

ウェアラブルデバイスの活用によって、労働災害や設備異常に迅速対応できる仕組みが整った。作業現場では、現場の映像を基にベテランがリモートで支援できるようになり、安全性と業務品質が向上している。

安全性のさらなる向上と若手作業員の支援を目指す

大手化学メーカー、カネカの高砂工業所は化成品や機能性樹脂に加え、食品や医薬品などの幅広い製品群を製造している。コロナ禍においても、様々な場面で社会インフラを支える重要な役割を担っている。
高砂工業所化成製造部電解課は2018年春から、4万平方メートルの敷地に並ぶ化学プラント向けに安全管理ソリューションの導入を検討し始めた。このプラントは1チーム数名程度の交替制で24時間連続運転しているが、現場作業員の若年化が進み、1人作業の割合も増えている。そのため、保安防災と業務品質維持の観点から、現場作業員の経験の少なさをベテランがいかに補うかが課題となっていた。新システムには、現場作業員をベテランがリモート支援する機能や安全のための各種機能が求められた。

安全確保と現場作業支援機能を1つのパッケージで実現

化成製造部は新システムについて比較検討した結果、日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)の「安全見守りくん」を選択した。現場作業者からのカメラ映像を見ながら監督者らが状況判断や作業指示を出せるリモート支援機能や、GPSとバイタルセンサーによる安否確認機能など、求めている機能をすべて提供している点を重視した。また、日本製鉄グループをはじめ、多くの製造拠点で活用されている導入実績や、独自アルゴリズムの採用により高精度で転倒や昏倒といった異常を検出できることも評価した。
新システムは、2019年1月に実施したPoC(概念検証)の成果を基に、同年7月から導入を始め、予定通り10月に稼働。NSSOLはカネカのIT部門と連携し、既存のシステムに影響を与えることなく導入作業を短期間で完了した。

現場と集中制御室のチームワークで安全性を向上

新システムにより、現場作業員と監督者の間でリアルタイムの映像共有ができるようになり、集中制御室からベテランによる迅速な作業支援を実現した。相互確認による作業ミス防止効果や現場作業員のスキルアップに期待している。
現場作業の効率性も向上した。現場で異常を発見したときのインシデント情報をその場でシステムに登録するレポート機能を活用することにより、現場作業員の交替時にインシデント情報の共有を可能とし、スムーズな引き継ぎが行えるようになった。また、GPSによって集中制御室から現場作業員の正確な位置を把握できるため、異常や現場作業が必要な設備に最も近い現場作業員を向かわせられるなど、作業の効率化を実現している。

コアテクノロジー

●複数のウェアラブルデバイスを駆使した、安全確保・作業支援テクノロジー

システム概要

●アプリケーション:安全見守りくん

カネカ高砂工業所が導入した「安全見守りくん」のシステム概要

株式会社カネカ

本社所在地: 東京都港区赤坂1-12-32
設立: 1949年9月1日
資本金: 330億4600万円(2020年3月31日現在)
売上高: 6015億1400万円
従業員数: 連結1万1013名(2020年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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