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グループ共通のIT基盤をクラウド化 パブリックとマネージドを使い分け

シチズン時計株式会社

プロジェクト概要

背景

グループ内の連携を強化する経営方針の一環として、グループ各社のIT基盤を従来以上に共通化していくことにした。しかし、オンプレミスで運用していた従来のIT基盤は老朽化などによりたびたびトラブルを起こしていた。

ソリューション

オンプレミスのIT基盤をクラウド上に移し、シチズングループ全体で利用することを計画。その実現のため、クラウドサービスと運用アウトソーシングサービスを包括的に提供する「NSFITOS」を採用した。

成果

安定したクラウド上に構築した新しいIT基盤に、業務システムを順次移行中。2022年度までに、まずシチズン時計の約8割の業務システムを新IT基盤に移す予定だ。運用業務のアウトソーシングも進め、業務負荷を軽減している。

オンプレミスのIT基盤に課題、クラウドへの移行を検討

国内最大の腕時計メーカーであるシチズン時計。前中期経営計画「シチズングローバルプラン2018」に基づき、グループ内連携を強化する施策の一環として、グループ共通IT基盤の再構築に取り組んだ。
これまでシチズングループの各社は、シチズン時計が提供するグループ共通のIT基盤と各社個別のIT基盤を併用していた。だが、グループ共通のIT基盤は老朽化などでトラブルが増え、各社のIT基盤と運用にはコスト削減余地が大きかった。そこでシチズン時計は、自社のIT基盤をオンプレミスからクラウドに移し、グループ共通のIT基盤として従来以上に活用してもらうことを計画した。クラウドへの移行に合わせ、運用業務の標準化とアウトソーシングによる効率化も検討した。

AWSとabsonneのマルチクラウドを採用

シチズン時計は「パブリッククラウド・ファースト」の方針を掲げ、オンプレミスで運用している業務システムをパブリッククラウドのアマゾンウェブサービス(AWS)に移行させることにした。しかし、既存のシステム環境からAWSに直接移行できないシステムが多いことから、移行が容易なマネージドクラウドを併用し、段階的に移行を進める計画だ。
同社はこれを実現するに当たり、マネージドクラウド「absonne」(アブソンヌ)と運用アウトソーシングを包括的に提供する日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)のサービス、「NSFITOS」(エヌエスフィットス)を採用した。パブリッククラウドにも対応するマルチクラウドサービスであることと、日本製鉄グループの一員として製造業における豊富な導入実績や知見を持つ点が評価された。

新IT基盤では安定性が向上、業務の省力化も進む

新しいIT基盤の構築は2020年1月に開始し、同年12月に稼働した。信頼性の高いクラウド環境の利用により、課題となっていた運用の安定性は大幅に向上。シチズン時計は2023年3月までに、システムの約8割をクラウドに移行させる計画だ。
運用業務のアウトソーシング効果も大きい。ノンコア業務の移管により担当者が企画業務に注力できるようになり、デジタルトランスフォーメーションを強力に推進する環境が整った。また、従来は標準化された運用ルールや手順書がなく、業務の属人化を招いていたが、アウトソーシングする際に手順書を整備して問題を解消した。
今後はパブリッククラウドの利用割合を増やしつつ、グループ各社に新しいIT基盤の利用を促し、グループにおけるIT基盤の最適化とITガバナンス強化を目指す。

コアテクノロジー

ITアウトソーシング、クラウドサービス(AWS、absonne)、次世代運用サービス(emerald)

システム概要

●ITアウトソーシングサービス:NSFITOS(エヌエスフィットス)

シチズン時計における業務・基盤システムのクラウド移行

シチズン時計株式会社

本社所在地: 東京都西東京市田無町6-1-12
創立: 1930年
資本金: 1120億円(2019年3月31日現在)
営業収益: 326億円(2020年3月31日現在)
売上高: 連結2785億円(2020年3月期)
従業員数: 連結1万9593名(2020年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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