競争力強化へ年1000店規模の積極出店 工事契約の業務効率を電子契約で向上

株式会社ファミリーマート様

プロジェクト概要

背景

競争力強化へ全国で年1000店規模の積極出店を進めている。店舗工事が増大したため、工事請負契約に関する業務効率向上や業務負荷軽減、印紙代を含む契約関連コスト削減のため、電子契約を導入したいと考えた。

ソリューション

発注者、施工会社、設計事務所で締結する三者契約にも対応する、法的な有効性を担保できる、セキュリティに優れるなどの特長を備える新日鉄住金ソリューションズの「CONTRACTHUB@absonne」を採用し、導入を進めた。

成果

目標とした取引先がすべて電子契約へ移行。工事請負契約書や竣工図書などの作成および取り交わしに費やす期間が3分の1になり、契約に関わるコストも削減された。また、全国12地区の契約状況が「見える化」した。

  • 店舗工事契約に関する業務効率向上とコスト削減へ電子契約を検討

    消費者の新しい生活を創り出すための戦略テーマ「Fun & Fresh」を掲げ、コンビニエンスストア事業のさらなる価値向上に努めるファミリーマート。競争力強化に向けて、三大都市圏や地方大都市などを中心に、2012年度からの3年間で3000店舗以上の積極出店を進めている。
    同社が店舗工事の契約業務について電子契約の導入検討を開始したのは、2013年秋のことである。当時、出店数の増加に伴って、施工業者や設計事務所などとの契約量も急増。電子契約で、契約に関する業務効率の向上や業務負荷の軽減、契約関連のコスト削減を行うととともに、着工や竣工などの適切な時期に必要な書類を完備するといったコンプライアンスのさらなる強化を実現したいと考えた。

  • 三者契約にも対応し、業務に最も適合するNSSOLのサービスを選択

    複数のソリューションを比較し、ファミリーマートが選択したのが新日鉄住金ソリューションズ(以下、NSSOL)の電子契約サービス「CONTRACTHUB@absonne」(コントラクトハブ・アット・アブソンヌ)である。CONTRACTHUB@absonneは、インターネット経由で電子契約を締結できるSaaS型のサービス。豊富な標準機能を備え、プログラミングせずに標準機能の設定のみで顧客の業務に合わせられる。工事発注者のファミリーマートは、工事を担当する施工会社、および設計監理を行う設計事務所と三者契約を締結するが、同サービスは機能強化で三者契約にも対応しており、ファミリーマートの業務に最も適合していた。同社はサービスの適用対象に、店舗の新設と改装に関する工事請負契約書と竣工図書を選定。2015年6月に本格運用を開始している。

  • 契約書類作成などの期間を3分の1に短縮、全国の契約状況が「見える化」

    2015年11月時点では、ファミリーマートが継続的に直接発注する取引先約250社が電子契約へ移行。当初の導入目標を達成し、数々の成果を得ている。
    まず、契約関連の業務効率向上と業務負荷軽減、契約書類の保管コストや印紙代の削減が実現した。工事請負契約書や竣工図書などの作成・取り交わしに費やす期間は、従来の3分の1に短縮されている。また、CONTRACTHUB@absonneの機能によって、工事契約の進捗状況が「見える化」され、コンプライアンスが一層強化された。東京の本部で全国12地区の契約状況が確認可能になったうえ、工事対象店舗ごとに内装・躯体・冷設(什器)、それぞれの契約状況が把握できる。今後、ファミリーマートは電子契約の適用対象を、店舗の新設・改装以外の工事へ拡大していく計画である。

コアテクノロジー

電子契約、電子署名、電子証明書、absonne Enterprise Cloud Service(アブソンヌ・エンタープライズ・クラウドサービス)

システム概要

●サービス:CONTRACTHUB@absonne(コントラクトハブ・アット・アブソンヌ)

株式会社ファミリーマート様

本社:東京都豊島区東池袋3-1-1
設立:1981年
資本金:166億円(2016年2月29日現在)
営業総収入:単独3258億円/連結4276億円(2016年2月期)
従業員数:単独4304名/連結7622名(2016年2月29日現在)
グループ会社:子会社26社、関連会社22社(2016年2月29日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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